【感想・ネタバレ】野菜畑で会うならばのレビュー

あらすじ

いま危険な愛に目覚めて…『JUNEノベルズ』電子版!

高校二年の立野宇宙(たつの・たかおき)は、人間嫌いで孤独を何よりも愛している。理由は簡単、人の顔が人に見えないからだ。小学生のときに負ったトラウマで、みんなの顔が野菜や果物に見える。そんな宇宙に好意を持ち、友達になりたいと歩み寄ってきたのは、同級生の千葉くん。だが宇宙には、彼の顔がジャガイモにしか見えないのだった……。
表題作はJUNE小説の代表的な作品のひとつ。紙書籍での刊行時には、中島梓・小説道場主より、「最初にこの作品を読んだとき『これがJUNEなんだ』と思いました。この暗さ、この内向、このたよりなさ、この浮遊感。さよう、『これがJUNEだ』と思う気持ちは、いまもまったく変わりません。」との推薦文が寄せられた。
続編の「雪だるまの休日」と、未発表作「UFO銀座で逢いましょう」、そして、おじいちゃんがホモに目覚めてしまった「歩く花」…心を打つ珠玉の名作全4編を収録!

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Posted by ブクログ

比喩ではなく人の顔が本当に野菜に見えてしまう主人公。この粗筋を聞いて結構ポップなイメージでしたが蓋を開けたらなんとも重苦しい話でした…(汗)。
ホモ話の金字塔のJUNEで発表されたデビュー?作。小説道場出身っていうと鹿住槇とか池戸裕子とかなんかポップなイメージあったんで…(しかしそういえば吉原理恵子がいたか…)。全体的に「これってジュネなの?」って話ばっかだったのでいちいち「ジュネ」ってカテゴリに入れる必要はないと思います。話的には面白かったけれど「BL」としてはダメかなー…。佐々木禎子ってキャラとかでは結構軽い話を書いてたんで(確か)こっちが今となってはイレギュラーなのかな…。

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2009年10月04日

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