感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
もうぐいぐいキャラクターの生きる世界に引き込まれてしまいました。まるで自分が登場人物になったみたいに彼らの感情に一喜一憂して微笑んだり泣いたりしてしまいました。朝丘先生の、まるで物語の世界が自分の目の前に起こっているような質感や匂いやそういう表現が素敵です。
何気ないひと言で友達を傷つけたことがありそれから喋るのが苦手になってしまった志生と、中学時代ゲイだとバレ周りに嗤われたことで心に傷を残してしまった聡士。二人の大学生が出会い、ささやかな幸せを手に入れ、それぞれの心にある壁を乗り越えて結ばれていく物語は読んでいるこちらも本当にほっこり&幸せになりました。
匿名
リアルな視点
小説だから、けっこうゲイであることってすんなり受け入れられてることが多いけど、実際にはまだまだ難しいですよね。自分も、身の回りで出会ったことはないですし。
だからこそ、恵生の言ったこととか、リアルに近いのかなぁと思ったり。
頭では理解するんですけどね。好きになった人がたまたま同性だった、というだけで・・・。
ただ、そういうこと言うんだろうな・・・と思ってたのと、ほぼ同じ事を兄は真山に言ったので、予想してたけどやっぱり読むのは辛かったです。
だから☆ひとつマイナスにしました・・・。
この先の二人を見てみたいので、SSとか・・・続編が出たら読むのになぁと思いました。
志生くんに癒される
期間限定で始まるお付き合いから、そのまま恋愛に発展していくのだけど、期間限定はただのきっかけにすぎず、志生と聡士の距離が少しずつ縮まっていくところに萌えキュンでした。それぞれが抱えるトラウマがあり、特に聡士の過去が重く感じましたが、たくさんの志生の何気ない言葉に、聡士が救われていくのが読み取れ、心があったかくなりました。