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Posted by ブクログ
日本を日本語から解き明かそうとした大野晋氏の自伝。
自伝でありながら、テキストを読んでいるような気持ちになるのは、大野氏が日本語の歴史に関わり続けたからだと思う。実際、結実したものは多く、頭が上がらない。
「なさればならぬ」という彼の命題、その結実を垣間見れます。感動した。
ひとつだけ、強く思うことがある。
彼は人生をまるまる国語学に投じた。現代日本語に欠かせない人であった。受け入れがたい説を持ち上げたのかもしれない。
それを汚い言葉で記事にするようなメディア、それを喜んで読む読者。まったくもって、残念に思います。
Posted by ブクログ
日本語について何か本を読もうとすると、この人の本は、一度は読むことになると思う。
その人の自叙伝的内容の本書は、日本語に限らず、学問に対する心構えを学ぶのにもとても良い。