【感想・ネタバレ】ベン・トー another Ripper's nightのレビュー

柴乃櫂人 / アサウラ

半額弁当を奪い合う戦場に雨の日にだけ現れ、他の狼たちに切り傷を残して誰にも見られずに弁当を奪って行く謎の『狼』、「ジャック・ザ・リッパー」。そんな噂を聞き、興味を持った著莪あやめはひとり調査をはじめる。不可視の狼の意外な正体とは…!? 一方、双子の狼「オルトロス」も「ジャック・ザ・リッパー」に目をつけ動き出していた――。コミックだけでしか読めない誇り高き『狼』たちの半額弁当争奪戦!!

[ブクログ · ★★★★☆]

著莪が主役のベン・トーコミカライズ第2弾。正体不明の謎の狼“ジャッグ・ザ・リッパー”をめぐるエピソード。（オルトロスも出るよ！）

と言った感じ。
元々原作3巻になるはずだったプロットらしく、スピンオフながら話の内容は大変しっかりしています。

原作未読な人間としてはアニメ以来の本作ですが、アニメしか見ていない人でもちゃんと楽しめる内容になってます。

前巻に続き原作イラストと同じ人の作画なので絵の安定感も折り紙付き。この調子で定期的にスピンオフ作品を続けてもらいたいところです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ベン・トーコミカライズ2冊目。東区サイドで雨の日のみ出没する謎の狼を追うお話。著莪中心で佐藤はほぼお休み。
後書きによると本編用の没ネタを再構成したらしく、本編でやりたい放題なのに没の理由がそれかよと思わなくもない。でも実際絵で見るとえげつなく感じるのも事実か。
お話はあっさりとしてるがしっかりした作りでよかった。オルトロスがいい役どころでうれしい。