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Posted by ブクログ
舞台は時間を移動できるという喫茶店。
ただし、過去に戻るためには数多くのルールがある。
しかも面倒くさいルールが。
そんなルールをすべてクリアし、4人が時間を移動していく。ルールの通り、現在に影響を及ぼすことはできないけれど、時間を移動したことに価値を見出し、『心』が変わっていく。
登場人物の優しさに触れながら、コーヒーが冷める前に心が温まる作品。
個人的には最後のエピソードが好き♡
Posted by ブクログ
【大事な人に伝えたいこと、伝えられてるか…】
大事な人こそ、素直になれない自分がいること。
大事なことこそ、うまく言えない文化、、、なのかな。
もう一度過去に戻ってやり直す機会を得られたら、、、そんなフィクションはよくあるけれど、この本のちょっと特異なところは、過去に戻ったとしても絶対に現実は変えられないこと。
じゃあなんでまたその人に会おうとするの?何が変わるの?
この本では、とある喫茶店で、一定のルールに従って、コーヒーが冷めるまでの間だけ、時間を移動する4人の周りで動く思いや、時にはぎこちないやりとりがつまった、あったかいストーリー。
コーヒーが、冷めないうちに……
特定の席に座ると「過去」「未来」へ時空を超えられると言う都市伝説がある喫茶店。
しかし、そこには非常にめんどくさいルールがあった。
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ……
全4話の短編小説
ああすればよかった…。なんであんなことを…。
と誰しも過去に戻りたい、やり直したいと後悔したことはあるはず。
この物語では過去に戻って、どんな努力をしても現実は何も変わらない。
未来は変えられなくても、自分の心は変えられる、変われる。
気持を伝えることを大事に。
続編がある?っぽいので時間があれば読んでみたい