【感想・ネタバレ】安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年05月05日

一気に読めた。
ビジネスのみならず、生き方、考え方に非常に感銘を受ける。
口先だけのダイバーシティ経営ではなく、生き残りをかけての本当の多様性の大切さが納得感を持てる。
「ツキ」がないときは、見を決め込むという考え方も非常に府に落ちる。
人間としての魅力も、つまっている。
海外展開を買収した長﨑屋社...続きを読む員を主体に任せる思いにグッとくる。凄い社長だと思う。
また、放火で社員を3人亡くされた箇所には、涙が出る。
すべての人にオススメしたい。

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Posted by ブクログ 2023年04月27日

とても面白かったです。ドン・キホーテ、本書の中でも書かれているように我々が目にする情報といえば(大手流通企業から広告料をもらっている)マスコミのかなり偏ったネガティブ報道が多い中で、創業者の目線から見たドン・キホーテ誕生話はとても新鮮でした。新聞や雑誌では、ディスカウント業界はデフレの時流に乗って成...続きを読む長した、とよく言われますが、そうではない、つまりドン・キホーテは他社がターゲットにしていない層(および活動時間帯)に新しい価値提供をしたからここまで成功したのであって、ディスカウント業界でも潰れている企業は山ほどある。ということで、本書にもありますが一言で言えば創業者および各従業員の知恵の勝利ということだと思います。大手企業のやっていることをテーゼとすると、それに対するアンチテーゼをドン・キホーテがやる。ただそれで終わりではなく、テーゼとアンチテーゼの良いところを織り交ぜて次のレベルに昇華させる(ジンテーゼ)、というまさにヘーゲルの弁証法を絵に描いたようなストーリーでした。

一方本書を読んで感じたのは、ドン・キホーテも、もう少し異業種でもいいから「仲間企業」を作ったらいいのにということです。会社としては一匹狼、まるで創業者の若かりし頃と同じで、会社は事業拡大とともに仲間の従業員を信頼してどんどん権限委譲して成功していったのですから、このさい異業種でもいいから仲間企業を作って、仲間企業と共に繁栄するようなビジネスモデルを開拓していったら、更なる高みの領域に入るんじゃないでしょうか。仲間企業が増えればマスコミもそうそう叩けなくなりますしね。

本書いろんな面で「はらおち」できる点が多くとても興味深く読みました。

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Posted by ブクログ 2023年04月22日

非常に面白かった。安田さんがドンキホーテをここまでの大企業に育て上げた軌跡がわかる。

一気に読めた。学生時代はギャンブルに走ることもあったが、泥棒市場を立ち上げてからは、懸命に駆け抜けた感じがひしひしと伝わってきた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月15日

ドン・キホーテ創業者の物語。

慶応大学を卒業しながらも、一時は雀士として生計を立て、苦悩の末に泥棒市場という非正規品を買い取り、販売する店舗を立ち上げる。

深夜も開店することでナイトマーケット感を出し、商品を際立たせるオリジナルPOPを作成するなど、ドン・キホーテにつながる基礎を構築する。

...続きを読むこから、商品仕入れのノウハウを生かしたジャストという卸商を展開しつつ、ドン・キホーテを立ち上げ、急速な拡大を経て今に至る。途中、有名な放火事件などもあったが、新たなジャンルの小売の王者として君臨している。

著者は、日本の小売発展に寄与した、全国どこでも画一的な店舗を展開し、重要な施策は本部が策定するチェーンストア理論を否定している。ドンキは昔から売り場別に個別採算性を導入し、売り場別に競わせていた。同様に、地域の客層に合わせて、店舗展開を柔軟に変えていくことが現在の小売にも求められているのかもしれない。

巻末の経営哲学にも同意できる部分が多かった。

風変わりなドンキホーテの話かと思ったが、以外にも考えさせられる部分が多く、大変勉強になった。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

徹底した権限委譲と煮えたぎる情熱をぶちかます
ネガティブにはドン・キホーテの社長でさえなる。
理想とのギャップで苦しみ、自分の不甲斐なさに落ち込むのはみんな
ほんとに落ち込んだ時は全てを投げ捨て部屋に引きこもる

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Posted by ブクログ 2022年02月15日

すごく感動した。
60億円を浮利と表現したり、4000億規模で大きい組織の弊害がでて理念経営に、というところが規模感の違いに驚く。まずは自社の理念とか言ってるベンチャーとかとりあえず理念より動いて稼げって言いたくなるね

逆張り
権限譲渡とやる気のある人にやらせる仕組みづくりがうまいと思う
根っから...続きを読むの仕事大好き人間
人は最後まで見極められない
先人の知恵が沢山あって、やる気にさせてくれる自伝

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

常々社会人生活に個人的欲求を混ぜてもいいと思っていて(自己実現という意味で、公私混同はダメよ)、それを実践している方がいらっしゃる!というのが素直な感想です。
このポジションの方が、実にフレンドリーな文体で世に自身の経験を出してくださることは稀だと思います。
読んで自分のビジネスの仕方に反省が多かっ...続きを読むたな…

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Posted by ブクログ 2020年07月07日

ゼロからドン・キホーテを立ち上げた安田さんの自叙伝とも言える一冊。何度も出てくる「はらわた」という言葉に代表される、考え抜いて行動する力と仕事をゲームとして楽しむ姿が非常に印象的。

そして読みやすい文章で書いているが仕事と書物を通じて、マーケティングやマクロ経済等ビジネススクールで学ぶような科目の...続きを読む基礎を身につけていることがありありと分かり凄味を感じる。

以下、気に入ったフレーズ。

・考えてもらうは徹底的な権限以上が必要

・信じて頼むことの重要性

・赤字の外食店から譲り受けるソリューション型物件による出店

・プロ経営者をもてはやす風潮への違和感

・62歳で達した、「私欲を捨てて大義に殉じる」という心境

・理路整然としているから正しいということは決してない。人間の心理がそもそも理路整然としていない。

・凡庸は楽だが、即、死を意味する

・はらわた力の重要性。もがき苦しむ力のこと。

・真正直に商売をやることでお客様から信頼を得る。小賢しい工夫をしても必ず見抜かれてしまう。

・売り手と買い手は利益相反があるものだから、その境界線を曖昧にしていく

・OrではなくAndを目指す

・組織のアポトーシス(正常な細胞の自死)が必要

・負けに敏感な人が多いが、勝ちに敏感かつ貪欲な人が少ない

・運をレバレッジするが、ツキがない時は見を決め込む

・仕事のゲームに勝ち得て成果を上げる喜びと満足感は何事にも替えがたい

・人は人のことを分からない。白黒つかないグレーがたくさんいる。その濃淡を見極めて距離感を取る。

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Posted by ブクログ 2020年05月15日

非常に良かった。私の履歴書しかり、経営者の自伝はやはり面白い。同じ言葉でも実績を出された安田さんだから重みが違う。
前半のドンキが急成長するまでの話もおもしろいが、個人的には後半のカリスマ創業者亡き後の会社の仕組み作りをどのようにするかという話が面白かった。これは売らずに置いとこう。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

ドンキホーテ創業者が、その歩みについて語った本。日本の厳しい時代に大きくなった会社だけあって、その成功体験は異質である。まさに逆張りの連続であり、苦難の連続である。多くの困難を乗り越え成功を続けてきた創業者の体験は、とても興味深い。面白い本であった。
「(ネガティブモード脱出法)一人で自宅に引きこ...続きを読むもる。昼間から雨戸やカーテンを閉めきり、じっと何もせずに過ごす。外出は厳禁。食事は買い置きや出前で済ます。テレビやラジオもつけずに外界の情報はすべてシャットアウトする。できれば布団をひっかぶって、陰々滅滅とした環境の中、仕事のこと、人生のこと、将来のことを徹底的に考え抜くのである。ひたすら悶々と、布団の中で落ち込むだけ落ち込むのである。この状態を3日も続ければ、突然、鬱々とした気分が劇的に晴れるときが来る。こうして落ち込みが底を打ったとき、人間は一挙に浮上する」p32
「常識を信じないという体験論的な哲学」p52
「まじめで能力と才能にも恵まれているのに、なぜかビジネスでうまくいかない人がいる。そんな人は私に言わせると「見」ができていない。常に全力疾走でいると、危険を知らせる微妙な変化にも気づかないのだ」p86
「ドンキの仕事には「マニュアル」はない。マニュアルを与えれば、一時的に作業効率は上がるだろう。しかしこれでは、うつろいやすいお客様の心を敏感に読み取り、変化にすばやく対応することはできない」p103
「商売と経営は難しい。十の挑戦、百の挑戦で一つか二つ当たればいい方である。大切なのは、傷を大きくしないうちの見極めと見限りだ」p152
「会社の雰囲気は、そのまま商品やサービスに出てしまうものだ。社員が楽しく仕事をしていない会社の商品は、絶対に売れない。これは断言する」p155
「個人的にいくら優秀でも、部下からの人望がなければ、上司としては失格だ。最近の当社の新入社員は、昔に比べ格段に優秀でリテラシーの高い人材が多い。しかし世間で一流とされる大学を出ている人材には、「部下をその気にさせる」資質を備えた若者が逆に少なくなってきているような気がする」p157
「当社も最近は、ドラフト会議で選ばれるような社員を採用できるようになった。とてつもない人材がいくらでも生まれそうなものだが、意外と期待したほどではない」p159
「人は間違って当たり前、判断を誤って当たり前だ。間違いや失敗を恐れていては、果敢な挑戦などできやしない。ミスをしたと気づいたら、速やかに撤退すればいいだけの話だ」p167
「私の経験上、一見もっともらしい理論がいちばん危ない。理路整然だから正しいということには、けっしてならない」p172
「先発企業には、巨大な資本と人材、圧倒的なシステムとノウハウの蓄積がある。後発企業が先発企業のマネをしても絶対に勝てない」p195
「私の行き着いた結論は、「結局、人は人のことなど分からない」ということである」p223

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Posted by ブクログ 2018年01月31日

「どろぼう市場」というバッタ屋から、いかにしてドンキホーテという巨大企業をたった一代で作り上げたかという話。

・自身で管理が仕切れなくなり、スペースごとに従業員に権限を与えた(権限委譲)
・巨大スーパーなどに一部まがりしており、その繋がりで巨大スーパーが業績低迷したときにそこに居抜きで入居した(物...続きを読む件開発)

などの施策レベルの話も非常に参考になった。また、本書は安田氏自身が学生生活は麻雀入り浸りで勉強もせず、就活もうまくいかなかったというダメ学生(本当にダメだったのかは不明)が、成功するというビリギャルみたいなサクセスストーリーでもある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年02月08日

下手な経営書よりもよほど為になる本。
著者の、試行錯誤を繰り返しながら会社を築き上げた苦労の
跡が、鮮明に記述されています。
本書の中で、著者は「常識に囚われない」「素人だからこその発想」という点を強調していますが、次第に会社が大きくなるにつれ、他の成功企業と同様の所謂「ビジョナリー・カンパニー」と...続きを読むなっていきます。やはり、成功企業に共通した普遍的な法則はあるんですね。

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Posted by ブクログ 2015年12月19日

結構ストレートに失敗談含めて話しているとは思うけど、あのドン・キホーテなんだからもっといけるやろ、とも思わんこともない。気付けば実家の近くにもドン・キホーテできており、普通に50のおばさん(母)が利用しているという浸透っぷりはすごい。次はどういう手がでてくるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2024年02月10日

ビジネスの上でも、生き方の上でも、非常に感銘を受けた。やはり現場。そしてトライ&エラー。失敗がしづらい今の世の中が失ったもにがここにあった。
企業人として成長する姿も素晴らしい。

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Posted by ブクログ 2023年11月20日

全てでは無いと思うけど著者の持ってるノウハウのほとんどをこの一冊にまとめてあると思う。
出し惜しみするタイプの人物ではなさそう。
要は後はこの本を読んで実行するのみ。
でもそれが一番難しい。
とにかく行動しないと!と強く実感させられた一冊。

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Posted by ブクログ 2023年07月21日

一代でドン・キホーテを作り上げた安田隆夫さんの自伝が強烈に面白かった。はらわたで考え抜く姿勢、本の筆致が幻冬舎の見城さんを彷彿とさせる。経営論のほとんどがセオリーの逆張りであり、麻雀で培ったという“見”の極意の説得力も凄まじい。文体がエネルギッシュでグイグイ読める。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月12日

購入本
・ネガテイブ気分脱出方法
 1週間休暇を取り、外界から情報を遮断 自宅に引きこもる。考え抜く。落ち込みが底を打った後劇的に気分が晴れてくる。
・大胆な権限移譲が成功の秘訣
・泥棒市場からスタート
・長崎屋の買収 海外事業は長崎屋の人材割合6割 
 食材のノウハウ、老舗の実力
・ドンキは成熟...続きを読むした流通先進国でこそヒット おなじ店ぞろいに飽きてわくわく感を求める アジアはまだ流通の発展途上 中国はインバウンド狙い 社員が多く将来出店の布石は有り
・売り場の事を買い場と呼ぶ 顧客目線

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

小売に関わるものとして、とても良い本に出会えた。当時は、深夜営業なんて非常識であったし、何よりも買い物にアミューズメントを取り入れたことが素晴らしい。高校生の頃、町田のドンキに友人と入って、ワチャワチャ盛り上がった思い出が頭に浮かびました。感銘を受けた一言「主語は自分ではなく、相手に置け」

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Posted by ブクログ 2019年08月26日

ドン・キホーテのごちゃごちゃした「圧縮陳列」や、迷路のような店内、派手なポップ広告、夜間営業などは、経験も知識もなく「泥棒市場」を始めた安田氏の苦肉の策だったことが、本書を読んでよくわかった。
逆張りの戦略は、頭でわかっていても、実行するのは勇気のいることだと思う。
しかし、ものすごいエネルギーでこ...続きを読むこまでドンキを大きくしたんだろうな。

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Posted by ブクログ 2019年08月05日

ご本人の講演を聴く機会があり。
至極まっとう。見た目は怖いおじさんだが、人を惹きつける魅力が大きいと感じた。
そのバックグラウンドがよくわかる本。
少し本題からずれるが、如何にマスコミや役所がしっかりしていないか、というのも読んで気になった点。そのイマイチな相手と対峙する心の強さと勝負師の本領、勘は...続きを読むものすごい。

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Posted by ブクログ 2018年02月25日

1949年うまれ。天の邪鬼なのである。
つねに、逆ばりをすることが、ルールのように
自己暗示をかけて、邁進した。
泥棒市場から、ドンキホーテに発展した。
バッタもんから始まるが、お祭りのような圧縮陳列。
「ひょっとしたら書けない10円のボールペン。」
という ユニークなポップ。
それは、自分が では...続きを読むなく 権限を委譲して始めてできた。
とにかく、人に命令されて 売るのでは 売れないのだ。
自分の売りたい物を 売る事で はじめて 小売りが成り立つ。
そこから見つけ出した 独身の人のための ナイトマーケット。
それが ドンキの一番大きな 優位性だった。
それが、騒音反対の住民運動に会う。
夜に薬を売る時に 薬剤師がいない事で売れなかった。
テレビ電話での販売。厚生労働省との闘い。
圧縮陳列であるが故に、放火に 弱いところがあった。
それを、克服する。
問題に対して、真正面に立ち向かう。
そして、一代限りとして、引退する。
みごとな退き際である。

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Posted by ブクログ 2016年11月13日

月並みな表現だが「裸一貫」でディスカウントストア「ドン・キホーテ」を大成功させた著者の一代記。無学のたたき上げの人だと思っていたが、意外なことに慶應の法学部卒業だった。もっともその学歴がビジネスに役立ってはないが、ビジネスの原動力となった「嫉妬心」を燃え上がらせることには役だった模様。一方で生粋のギ...続きを読むャンブラーでもあったようで、その時に磨き上げた勘がその後に商売を始めた時に大いに役立ったとの事。自分が産んで大企業に育て上げたドンキを世襲させないところに好感を持った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年04月03日

「ドン・キホーテ」の生い立ちを創業者の安田隆夫氏が綴った一冊。停滞する流通業の中で、上場以来26年連続増収増益と唯一気を吐き成長を続けるドンキ。が、当然この成長の裏には様々なドタバタ劇あり。深夜営業反対住民運動にあったり、連続放火の標的に合い圧縮陳列を否定されたり等々、様々な事件が赤裸々に綴られると...続きを読む共に、その時々に何を思いどう対処したかが具体的に語られます。

・「はらわた」で考える。考え抜く。苦しんで苦しんでうんうんうん言った先に光が差し込む。その生みの苦しいはまさに「はらわた」から絞り出すイメージ。
・後発参入は真似ては駄目。常識とは先行して地位を築いた者の考え。先行者を追い越すのに常識の世界で戦っては潰されるだけ。逆張り等、素人だからこその非常識を大事に。
・業態コンセプトはCVD+A。コンビニエンス、ディスカウント。そこにアミューズメント要素が加わることで可能性が広がる。日本人は夜祭好き。あのテンションを小売りに持ち込む。
・徹底した権限移譲。ワークではなくゲームにする。ゲームを行うためのシンプルなルール・評価を決める。人は自分事になることで見違えるように働き始める。
・徹底した権限移譲の先には、個人同士の利益のぶつかり合いが生まれるが、そのバランスを如何に取るかが強い企業になる為に重要。
・orではなくANDで考える。意見の対立を昇華させより良いものに仕立て行くのが仕事。

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Posted by ブクログ 2016年01月22日

経営者が自らの半生を綴った書籍は多くありますが、こちらも読んだ感想は損なしという印象です。そもそも、現在では名も知らぬ企業になっていますが、そもそも初めから順調に行く訳ではなく、紆余曲折も。サラリーマンからすれば、その大変さの違いは知りえないかと思いますが、それ故にこのような物を読むことで、間接的に...続きを読む知ることが出来るのではないでしょうか。

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Posted by ブクログ 2015年12月21日

とにかくお客様を見るというのが正解なんだろう。
ただ均質化した販売方法ではなく、アドベンチャー的な要素を付加価値として追求していることが右肩上がりの成長が続いてる具体的な要素。
現場への権限移譲は自分自身試しているが、強いリーダーシップなくしては各店舗が好きなことをやるだけの結果になる危険性も高くて...続きを読む高度な技なのは間違いない。また煮詰まったらとにかく外界を遮断して引きこもるという安田さんの方法は驚いた

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Posted by ブクログ 2015年11月22日

もうちょっと待っていれば「私の履歴書」に登場でき、この本の内容が書かれるのかと思う。まあ、昨今、いろいろ騒がれているが、だから、この時期に出版したのかと勘ぐってしまうが。以前にも、騒がれたことがあり、そのあたりについての胸中の思いも綴られている。6月末で現役を退いたカタチになっていて、学生の頃から、...続きを読む現在までを振り返る、強烈な人生だと思う。このカリスマ性がドンキホーテをここまでにしたのだろう。

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Posted by ブクログ 2018年04月04日

なるほど!あの「ドン・キホーテ」はこうやって生まれたんだな!ってことがよ〜くわかる一冊。やっぱりリアル、流通って好きだなあ。それにしてもドンキがこんな売上のある会社だってしらなんだ。。。7&iやイオンにも匹敵するくらい。そして、利益率が半端ない!

でも、実はほとんど行ったことない。。。笑 ...続きを読む今度、改めて行ってみよう!

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Posted by ブクログ 2017年11月01日

ドンキホーテ創業者の安田さんの自叙伝。
無一文からはじまりドンキホーテをつくりあげるお話。

というと、また創業経営者の自慢話か、とおもわれるようだが、一味違うのが自分の内面のドロドロなところも含めてかたっている点。
権限移譲だったりナイトマーケットへの注目だったり素人発想を大事にするといった、どう...続きを読むやって成功したのか?の話もおもしろいのだが、なぜそこまでがんばれたのか?の心のエネルギーのほうが興味深かった。
で、安田さんの場合は、自分のコンプレックスだそうだ。
田舎から都会にでてきて自分はどうしようもない田舎者だ。でも自分はやれるという自尊心があってそれをもてあまして、煮えたぎる情熱のやり場にこまってるからこそ、こういうことをやりとおせたと。

「はらわた」を絞りだせ、「はらわた」を絞り出して考え付くせ、というのは安田さんの名言。

不運の最小化と幸運の最大化、(採用に関して)人は人のことはわからない、だから時間をかけてテストがいる、一定かつ適切な距離感をもって接するのが成功の極意、すなわち主語を転換せよ(お客様を主語にという意味)、真のCEOというものが存在する、それが企業理念集の「源流」、自分で権限を自身で剥奪し部下に与える、権力と権威は似て非なるものであり、はっきり峻別など名言多数。

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Posted by ブクログ 2017年04月06日

ドンキ一号店が1989年開店。
それが今では全国区。すごいね。
ただ個人的な意見ではドンキが好きな人は偏っていると思う。
安いのが好き、夜中の買い物が好き、雑多なのが好き、という人達だろうか?
言い方が悪いが少数派?的な消費者をターゲットにしている?
ただ行き場のない少数派がドンキに集まれば、とんで...続きを読むもない需要を生む。さらに少数派は逆にドンキにしか行かなくなる?
ドンキでは両替サービスや、外国通貨での買い物も行っている。これは海外の少数派も取り込む作戦なのか?

と、考えてもこれはドンキの勝った図式であり、すでに少数派はドンキというグループに取り込まれている。
これからのターゲットは、さらにグループ化されていない少数派を探すことではないのだろうか?

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Posted by ブクログ 2015年12月22日

ドンキホーテ創業者である安田氏の伝記的な本。
自身の波瀾万丈な人生と、常識を持たない所からスタートするがゆえの「逆張り」戦略が一貫して語られている。

ドンキ愛にやや偏重した印象を受けるが、頷ける箇所も多い。
徹底した権限移譲の重要性や、それがゆえの合成の誤謬。or でなく andで考えアポトーシス...続きを読むが行われる健全な組織になる事が大切。
など、サラリーマンをしていると毎日感じるような、本質的な組織の問題へ切り込み企業を育て上げた著者の迫力を感じる。

どれだけ考え方が異なっても、異なるジャンルでも、あらゆる偉人から必ず語られるのは、「リスクを取ること」と「行動すること」。本書も例外にあらず。

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