【感想・ネタバレ】魔女のやさしい葬列（４）【電子限定特典ペーパー付き】のレビュー

黒釜ナオ

【電子限定特典ペーパー付き】真の【救済】とは何か…？ 時代を超越した大作ファンタジー巨編堂々の【完結】19世紀の大英帝国ロンドン。街の片隅にあるブレイロック骨董店には【魔女が待つ店】という別名がある。訪れるのは不死を望む者たち。骨董店の奥で待つのは…店主ブレイロックと少女リラ。リラは【人類最初の魔女】哀れな死ねない怪物たちに“死”という救済を与えるための切ない闘いは続いていく…

[ブクログ · ★★★★☆]

不死の欲望、支配と隷属、救済、贖罪と、人類普遍のテーマを一身に背負った者たちが最後に自省して謝罪するって言うのが、実は等身大で誰にでも置き換え可能なストーリーになって、人の胸を打つ物語として最も真摯な形かもと読めて良かったです。

これだけ重層な世界観とキャラを考案できて、それを漫画として実現するだけでなく、画力でさらに一段魅力を増すことができる人ならひねったオチを考えたくなりそうなのに