【感想・ネタバレ】俺らとチビ達の365日(1)のレビュー

佐藤アキ

至ってフツーの男子校・耀星高校に通う新入生の進藤翔は、憧れの寮生活を始めたばかり。とある日の放課後、自分の部屋へ帰ると、そこには見知らぬ小学生と幼稚園児の姿が…！ 理事長命令でなんと彼らと１年間の共同生活をすることになり…!?
ひとつ“寮”の屋根の下アオハル * グローアップストーリー。

[ブクログ · ★★★★☆]

普通の男子校、そして寮生活。
ある日いきなり小学生と幼稚園児がやってきた。
身寄りがないため学園の理事長が寮に住まわせて、1年間寮生に面倒を見てもらうというお話。
2人の面倒は必須科目であり、全員が面倒を見なくてはいけない。
もちろん寮生にとって突然そんなことを言われても困るし、あからさまに嫌悪感を出すものもいる。子供と一緒に暮らすのは、言葉で言い表すよりもずっと難しい。
男子高校生にとっても未知でどうしたらいいかわからなくて、でもそれが迷惑をかけていることなんだっていうのがわかる小学生。お母さんとお父さんがいなくてずっと我慢していた幼稚園児。
ちょっとずつうち解けてそして子供のこと学んでいって欲しいな。きっと彼らと過ごす一年はどちらにとってもいい経験になると思う。
と、そんな未来になったらいいなと思える一巻でした。