あらすじ
「女の子は廃墟に行ったらあかんの? そんなん誰が決めたん?」偶然手に取った廃墟写真集に心うばわれ、廃墟探検に足を踏み入れた一人の女子。でも「産業遺産は、自由に見れない固い感じ」と敬遠気味。ところがある日、機械たちの誘惑に負け訪れた炭鉱遺産のガイドさんの話に衝撃を受け、以後、産業遺産三昧の日々へと突入。夢あり、恋あり、ビールあり、カメラ片手に全国を探検し続ける日々を感動的な光景とともに綴る写真物語。
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Posted by ブクログ
高所恐怖症ゆえ
実際にはとても行けない廃墟。
でも、こうして誰かが撮ってくれた写真を
見られるだけでもワクワクします。
なんですが。
行って撮った「産業遺産」の感想と写真が2枚
という構成でできた、この本。
できれば4枚は写真が欲しかった。
感想で熱く語っている部分が
映ってなかったりして残念なんだもの〜。
Posted by ブクログ
廃墟&産業遺産大好き女子の探検エッセイと写真集。
それぞれ、本文2ページ+カラー写真2ページでの構成。
収録写真解説、私の探検用装備、協力者・団体一覧有り。
行ってみたい~な衝動に突き動かされて始まった、廃墟探検。
ムチャな行動と思いきや、特別な許可を得ての撮影で、
グループに参加、ガイド付き、装備もきっちりしていての探検。
文章は率直で、廃墟から産業遺産への興味の萌芽。
突然のプロポーズと結婚(相手も廃墟好き)。
そして、勝手に入ることから、解体されたり無くなってしまう物が
あると聞いて、真摯に考え、産業遺産を記録・見学するNPO法人を
仲間や旦那と共に立ち上げるまでに。
各廃墟の写真は2枚だけ(?な写真もある)だけど、
驚きの場所や光景が次から次へと現れて、
こんな廃墟があるんだなぁとびっくりさせられます。
今も現在進行形で朽ちている産業遺産を写真で残そうとする、
熱い気持ちも伝わってきました。