【感想・ネタバレ】大世界史 現代を生きぬく最強の教科書のレビュー

あらすじ

『新・戦争論――僕らのインテリジェンスの磨き方』に続く、最強コンビによる第2弾!

いま世界は激動の時代を迎え、これまでの秩序が揺れ動いています。こうした混迷の時代こそ歴史を学ばなければいけません。現在の世界の動きをとらえ、各地で起きている事態を読み解くためには、その背景を知ることが必要なのです。高校時代、世界史が苦手だったという著者の一人、池上彰さんは、「歴史」を知るとは、生きていくために「自分」を知ることだと、いま感じているといいます。
もう一人の筆者、佐藤優さんは、歴史を学ぶことは、主婦やビジネスパーソンにも意味がある、といいます。歴史を学ぶことで、自分では実際に経験できないことを代理経験することは、組織の理不尽さに直面したときにものをいうというのです。歴史を学ばない人は、どんな成功者やエリートであっても意外に脆いものだとか。

中東、トルコ、中国、沖縄、ロシア、アメリカ、ドイツ……大きな節目にある「世界の今」を、「大世界史」でとらえなおし、そこからビリギャルの世界史的意義や日本の教育問題までの議論を収録した一冊。現代を生き抜くためには必要な知識をもたらす最強の教科書です。「最強の世界史勉強法」も巻末についています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。これを読んでニュースが凄くよくわかるようになった気がします。世界史のムダ知識とTVから流れてくる情報が繋がった感じ。トルコ帝国とペルシア帝国再興の夢とか、成る程と。

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2020年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界史は受験科目ではなかったので早々に勉強する事を放棄した。その結果として、世の中の動きの背景が全くわからない。特に中東の事とかは何を聞いてもよくわからず、パレスチナ問題などはなんとなく聞いたことがある程度で特に何かを語れるレベルにはない。そんな知識ゼロの私が読んだ結果として、やはり、中東、トルコあたりの話は難しいと感じた。世界史大転換のしんげんちとして、人類史が始まって以来大きな影響を与え続けている中東。現状のボイントは4つ。1、イラク情勢の変化→アメリカの弱体化。2、アラブの春以降の社会構造の変化。3、過激なイスラム主義の急速な台頭。4、イスラム国やアルカイダなどとは異なるテロ組織の急増。とのこと。そして、中長期的観点で俯瞰すると中東は1、サウジアラビア、湾岸諸国、ヨルダンなどのアラビア語を使うスンニ派のアラブ諸国、2、ペルシャ語を話すシーア派のイラン、3、アラビア語を話すシーア派のアラブ人、4、スンニ派だがトルコ語を話し民族意識も強いトルコ、の4つの勢力に分かれるらしい。もう、この時点で全然わからない。中東地域の事をあらためて何かで学ぼうと思う。

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2018年01月15日

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