【感想・ネタバレ】昆虫探偵~シロコパκ(カッパ)氏の華麗なる推理~のレビュー

あらすじ

ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古(はぶる)。無類のミステリ好きだった葉古は、昆虫界の名探偵、熊ん蜂シロコパκ(カッパ)の助手となった。人の論理が通用しない異世界で巻き起こる複雑怪奇な難事件を、クロオオアリの刑事の力も借りて見事解決していく! 「ジョロウグモの拘(こだわり)」を追加収録。昆虫と本格ミステリについてのユニークな注釈を新たに付加。

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Posted by ブクログ

昆虫の、昆虫による、昆虫のためのミステリ。昆虫好きにはたまりません。昆虫同士のやり取りとか、注釈とかいちいち面白いし、昆虫と先行作への愛がふんだんに感じられる。

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2017年06月11日

Posted by ブクログ

偶然見つけて斬新な設定がユニークだったので読んでみました。
読んでみると予想以上に面白かったです。昆虫の世界が舞台ということで、
ミステリとか推理とか、最早そういうジャンルではなかったのですが、ミステリ好きで昆虫マニアの作家が書いた壮大な蘊蓄本として大いに楽しませてもらいました。
昆虫は、特にゴキブリなんか鳥肌が立つほど苦手な人間に、彼らをなんとなくかわいらしく思わせるという驚異の小説です。もちろん気の迷いです。

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2011年05月19日

Posted by ブクログ

私はかなり楽しく読めた。そして
子どもの頃、ファーブル昆虫記が好きだったのを思い出した。
推理小説が好きで、なおかつ虫に興味があるか好きじゃないと、
よく分からないと言われそうなマニアックな小説。
借りた本だけど、買おうかな〜♪

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2010年03月24日

Posted by ブクログ

本格推理、と銘打たれてはいるけれど、昆虫の論理で展開する事件は人間の眼から見るとやや変格寄り、のような気が。
仕込まれた各種探偵小説へのオマージュやパロディ、虫が好き、擬人化された虫が嫌いでない、という人ならばかなりのおすすめ。

なお、私はゴキブリが大の苦手なのだが、主人公のヤマトゴキブリ青年ペリプラ葉古くんがイイ奴すぎて、読んでいるとうっかり「あれ?ゴキブリそんな嫌いじゃないかも?」と思ってしまう…騙されてる、絶対騙されてる。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

これがきっかけで、カフカの「変身」を読みました。どちらも面白かったが、全然双方に関連性なし!リアルな虫が苦手な人は遠慮して!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

人の論理が通用しない世界で起こるミステリーの数々。
読んだ事あるタイトルの物語には笑わせてもらえ面白く読めたけど、自分が目が覚めたらゴキブリだったったら、悲しいなあ。
あの有名な物語の出だしからは進んで行かないだろう世界へ。

子供の頃は案外平気だった昆虫がどうも苦手になって来て、
ハチは刺されてからどのタイプも嫌いだし、
クモは元々大の苦手。
姿を想像すると、
・・・・・・・・・。
となってしまうんですがね。
でも、殺(人)虫の方法は昆虫好きじゃないと確実に分からないな。

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2012年03月12日

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