あらすじ
北方の僻地、ペルナウ庄の領主の娘・リゼットに、王都の大学へ通う兄・ユリウスが一通の封書を持ってきた。それは若き俊英・ジークハルト大公の花嫁探しの舞踏会への招待状。貧しい暮らしを変えるべく、リゼットは花嫁探しへの参加を決める。都に張りぼての屋敷を見繕い、領民たちといざ参戦! ところがジークハルトは思いのほか強者で……!? おてんば娘のシンデレラ・ロマンス♪
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Posted by ブクログ
領主の娘リゼットが兄の持ってきた招待状を持って、大公ジークハルトの花嫁探しの舞踏会へ。
まずリゼットの貧乏っぷりに驚きましたが、バイタリティあふれる姿勢と意気込みには感心しました。
ジークハルトとの最初の出会いは最悪でしたけど、正義感あふれる彼女にジークハルトは次第に惹かれていき、リゼットが兄ユリウスのいいところをあげるごとにヤキモチを妬いて不機嫌になってるのはニヤニヤしちゃいました。
ユリウスの正体は最後に明らかになりますが、ユリウスの立ち位置は微妙かな?リゼットのことを愛しているのかと思いきや、ジークハルトに妙に協力的だし、これは「彩雲国物語」の静蘭のようかもって思いました。
次巻も楽しみな1冊です。