【感想・ネタバレ】復讐ゲーム ―リアル人間将棋―のレビュー

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Posted by ブクログ

たぶん青葉さんは後半部分を書きたくてこの物語を書いたのだと思う。
前半部分は、後半への少し長すぎるほどの伏線。
コインの表と裏のように、人にも表の顔と裏の顔がある。
表の顔しか知らない者に、「こんな奴だったんだよ」と裏の顔を突きつけて感情をかき乱そうとする。
戦略としては有りなのだろうが・・・。
棋というものをまったく知らない。
駒の名前すらよくわからない。
当然、その駒の働きもわからない。
後半部分に入り、いきなり2六歩と言われても「えっ?」と戸惑ってしまった。
一応解説はあるけれど、そもそも解説に書かれている説明文の単語がわからない。
将棋を知っていればもっと楽しめたかもしれないけれど・・・。

ほとんど後半部分は主人公である南と対戦相手である後藤、そして仕掛け人の三名しか描かれていない。
駒となった人間たちが登場するのは、殺害される順番が回ってきたときだけだ。
将棋の対戦状況に重きを置いた結果、人物描写がかなりおろそかになってしまっている。
南の心理描写と盤面の動き。それがすべてになっている。
将棋を知らないからかもしれないけれど、何となく残念な物語だった。

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2017年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

献本でいただいて読みました。
将棋を知らないと意味が分からないと思います。私は一応知っていたので大丈夫だったけど、随分指していないのでちょっとネットでルール見ちゃった。
あとここ最近まれに見る読後感の悪さが…。こういう結末が好きな人もいるかもですが、私は苦手だった〜。

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2015年11月25日

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