あらすじ
教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!
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Posted by ブクログ
知識とは教養への糸口 教養とは人生を楽しく面白くするもの/
物事は枝葉ではなく幹で/
シンプルで簡潔、合理的だけど冷たさを感じない
とても参考になる//
新しい分野の専門書は分厚い物から読むっていうのも納得
同じ人間なのに...すごいなぁ〜と思う
ps//
寝る前一時間の読書//私は朝起きたら一時間の英語の勉強を始める事にした!
Posted by ブクログ
米原万里の本で紹介されてたので読む。
おじいさんの10年前の著書ということでちらほら違和感はあったもののためになったこともあった
引用↓
「自分の意見」をもとに自分の生き方を追求し自分の人生を謳歌することが外国人の理想
「自分の意見」がないことは自分の人生の基盤を持っていないこと
アメリカの大学生は日本の大学生の4倍読書し教養がある。高給で有名な企業は「今がピークなので」就職先に選ばない
学生が勉強しないのは企業がそれを求めないから。社会が若者を骨抜きにしている。身近なロールモデルである大人達に気概が欠けているから若者にバイタリティがないのだ
イングランドの教育は子供に「考えさせる」、
日本の教育は「覚えさせる」「正しい答え」を求める。日本は自分の頭で考えないほうが都合がいい社会だ。戦争で焼け野原になればあとは成長するだけ、「ルートの見えている登山」だった、考える気持ちはむしろ邪魔であった
命じたとおりに働いてくれる余計なことを考えない素直な人材、没個性、主体性のないことが求められ、採用も個人の人柄を見ることなく集団就職(青田買い)させられた
給料が上がることがわかっていたので従業員は辞めずにがんばり、自然と終身雇用となった
同期の従業員に序列をつけるのは辛い作業なので年功序列にし、年が上の人が部長になった
社会保障や伴侶探しまで会社が担っていたため日本は閉じた国(ガラパゴス的世界)になり、何より企業に対するロイヤリティ(忠誠心)が評価されるようになった、ロイヤリティを測るのは労働時間で、付き合い残業(長時間労働)という悪しき慣行ができた
あらゆる成長が頭打ちになった今こそ日本は特殊な国から「普通の国」になったので、日本も普通の国々と同様普通の国としてやっていかねばならない
国連に日本人は教養レベルが低くて就職できない
日本は男女平等達成レベルが低いのがまだ努力してないだけ。努力すれば伸びる。
農業も土地が余っているし成長できる。
日本は海を含めれば大きな国で漁業でも成長できる
本を読まないでいる選択はない、さっさと読む
「タテ」という時間軸、歴史軸、「ヨコ」という空間軸、世界軸の2つで考える
パーフェクトな考えを1回で思いつくことは不可能、「タテ」の発想で先人が繰り返した試行錯誤から学び、「ヨコ」の発想で世界の人々の考えや実践法を学べば大きなヒントになる
「国語ではなく算数で」考える
「外国人が増えると犯罪が増える」と言う人がいるが実際には居住外国人が増えるに対して犯罪発生率は下がっている。国語だけで考えると一見ありそうだが、算数で考えると間違っていると分かる。
「数字、ファクト、ロジック」で考える
と、消費税は下げられない
社会保障費は社会の高齢化に伴って毎年1〜2兆増えているし税金の無駄遣いをなくすことで増税を回避することは夢物語
節財だけではどうにもならないのが日本
個々の木を見るより森の全体像をしっかりとらえることが大事
物事の本質を的確につかめば間違える確率が減る
「森」の議論はシンプル、「木」「枝葉」の議論は細かくややこしくなる
人間はそもそもシンプルなのだから本質はシンプルに説明できるはずだ
外国のNEWSの見出しだけでも読む
外国人がなにに関心を持ってるか知るだけでも違う
健康については「考えない」のが一番
全世界の薬のうちよく効くとされている薬の効能は7〜8割で10人に投与して7、8人に効けばとてもよく効く薬だと評価される。その7、8割をさらに分析すると4、5割がプラシーボだったという
こうなればまさに病は気の持ちよう
病は気からは、精神論でも何でもなくエビデンスベースの話なのだ
新しく何かを勉強するときの本は厚くて難しいものから始めよ、点での理解にとどめる→
あとから楽になる