【感想・ネタバレ】放課後エッジのレビュー

ムノ

『お願い、誰にも言わないで…』 昔から可愛いものが好きで、いつしか女装をするようになった戸張。ある日、女子高生の格好でクラスメイトの乾と鉢合わせてしまう。 それからというもの、学校でも話しかけてくるようになる乾。 戸張の態度など気にせずに距離をつめてくると思ったら、ついには信じられないことを言い出して―― で、デートってなに!? 歪で不安定で、でも君の言葉はなんだか心強い。意地悪な好きが織り成す、秘密の恋を一冊に。

[ブクログ · ★★★★☆]

★3.5。女装を同級生に見られ、脅され？て女装でデート？させられる男子の話。
丸々一冊でおもしろかったけど、いじめっ子キャラの男子が、何を考えてるかつかめなくて、女装男子に心底惚れた感じがしないのがモヤる。
目線が逆のパターンもあったら良かったのになぁ。
エチなしです。

[ブクログ · ★★★★☆]

女装男子と同級生の話。「お話」とはいってもうまく事は運ばない。だいぶシビアです。たとえば女装があんまりうまくない・かわいくないことだとか、簡単に女装がバレるとか。

「気分屋で自己中で一言多い」乾と「自己愛が強くて自意識過剰な」戸張。乾は脅しだと言って近づいてきたけれど、戸張にはその意図が掴めず、不快で仕方ない。
二人とも青くて、なんだか居たたまれなくて、見ていてモヤモヤする。BLは他人事として楽しめるものかと思うと、こうやって自己の痛々しい部分を抉られるような作品もあるから面白い。