【感想・ネタバレ】オゲハ3のレビュー

oimo

[mammal · ★★★★★]

そして人類はオゲハのストックホルム症候群により助かったのでした
と、思ったら、終わっていなかった…？
こういう、ハッピーエンドかと思ったら最後にまた敵が出てくる終わり方、洋画とかでもよくあるけどなんなんでしょうね ワンチャン次回作を期待というやつ？
まあオゲハに関しては襲来なくてもハッピーエンドではないか…いつまでも続けられる生活ではないし…

とりあえずキジパパが生きてて良かったです

＃エモい ＃シュール

[bvo · ★★★★★]

新感覚で刺さった！

主人公は、最初からなんなら最後まで一貫して、気持ち悪いなんだこいつってスタンスでも良かったと思います。
殆どの物語はハッピーエンドや良識的な方に正そうとするラストが多く、非道な部分には相応の罰が与えられたりしてますが、リアルな人間の側面って、気持ち悪いものは気持ち悪いし、嫌いなものはずっと嫌いと貫いているものかと。
特に前半は理不尽で身勝手な部分が顕著に出てて、未知のものに対しての正直な反応だなと面白かったです。

ゆるっとした可愛らしいものなら無条件で愛されるのか、ドロっとした汚らしいものなら、有無を言わさず嫌悪されるのか。
必ずしも多い意見のものが正しいとは限らないが、自分だけにとってはどうなのか。
今回作中では、オゲハに対してほぼ主人公だけの主観で進んでいったところも良かったです。
ソレを自分にとってどう捉えるか、で付き合い方も様々かと改めて思いました。

オゲハの人間と虫が融合された身体も、どちら重視で考えるかだけで、感情移入の具合も変わってくるかと思います。
未知の巨大害虫だと捉えたら…、
か弱い女の子(男の子？)の無垢な姿と虫の身体だと捉えたら…、

また、第三者として客観的に読み進めていくと、可哀想だったり複雑な心境になったりもしますが、自分の深いところにある一部分と重ねて考えてみると、誰しも持っている好奇心や嫌悪感の具現化なのかなとも思えました。
この物語を通して、普段はスルーしてしまいそうな部分から様々な角度で考えることが出来ました。

こういった作品今後も期待してます。

＃深い ＃タメになる

[micro2800 · ★★★★★]

読んでよかった

ツイッターでたまたまTLに流れてきて、続きが気になって購入しました。
あとがきに「虫が嫌いな人に読んでほしかった」とあって運命を感じました。というのもまさに私は虫が大の苦手でオゲハちゃんのビジュアルもツイッターで見かけた時点ではかなり衝撃だったのですが、お話が面白くてどんどん読み進めるうちに可愛いなあと思えるようになりました...最初は不穏な感じでキジくんも感情が読めずちょっと人間的に危ない感じでドキドキしながら読んでましたがオゲハと接するうちにキジの中の何かが確実に変わっていくのを、あまり激しい表情の変化などが無いながらも、全体を通して感じれたところがすごいです

最後の2人の関係が今はとても愛しいです、...どうか幸せに暮らしてほしい....

あと、先生の絵がすごく綺麗で全ページとても見応えがありました。絵がうますぎる.....あと所々の言いようの無い独特な不安感、切なさみたいな描写もとてもうまくてゾクゾクしながら読みました

＃切ない ＃ドキドキハラハラ ＃ダーク

[佐藤トシオ · ★★★★★]

やっぱりかわいいオゲハ。女の子だったのか……卵のくだりから察するべきだったけど。ラストや後日談もきれいにまとまって、満足です！

[ぬ · ★★★★★]

キモカワいくてよかった

ありきたりな異種同士のほのぼの生活ではなくてよかったです。
オゲハにもキジにも心情の変化が多分あって、それが明確に語られるわけではない所も。
言葉ではなく絵で語るのが上手い漫画でした。

[yooo · ★★★★★]

面白い

オゲハの飼い主の残酷な無邪気さにドキドキ。
そんなことしたら 死んじゃう～
ちゃんとしたごはんあげて！
って思うのは オゲハを「人間に近い生き物」として見るから。
これ、「昆虫」として見たら 案外みんなこんな飼いかたしてるんじゃないかな。
子供のころ プラケースに入れたまま気まぐれにお世話していた カブトムシや鈴虫、ザリガニを思い出して 罪悪感が、、、
絵も綺麗で もう少し長く読みたかった。

[nono · ★★★★☆]

虫要素の高さがポイント

少年と人外少女のボーイミーツガールもの、
しかしヒロイン・オゲハのキャラデザの虫っぽさの強さが個性的な作品になっていると思う。
もう少し人間寄りだったり誰が見ても可愛いと思える見た目ではないので、
少年・キジのまさに子どもが捕まえた昆虫に対するような接し方もギリギリで説明がつく。
ただオゲハの表情や健気さに読者が感情移入するように描かれてるので、キジの行為は基本的に残酷で胸糞。そこが絶妙なバランスでキジを"悪"たまらしめている。
でも幼い頃に自分も虫やザリガニに対して似たようなことをしてなかっただろうか…と思ってしまったり。
オゲハの同族たちもオゲハを繁殖の道具として見てるフシが強く繁殖が成功したら嫌な予感しかしないので、オゲハの居場所の正解だと言い切れない。
終盤はキジの変化も見られて一応ハッピーエンド。しかしちょっとだけ不穏な要素を残すところが良い。
あと、芋虫が猫ちゃんに乗って歩いてくる様子がめちゃくちゃかわいかった。産んだ卵の父親はあの猫ちゃんなのかな、と思ってる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

最終巻。侵略始まっちゃうのかと思ったら、何というか、こんなのでいいの…？と言いたくなるような終わりだった。殺虫剤、最強…ｗそれにしても、キジが高校生になっても親に見つかることなくオゲハを飼えてることがすごい。このまま2人で家出て大人になっても変わらず一緒にいそう。

[小石 · ★★★☆☆]

広げた風呂敷を畳めない系の漫画

この先どうなるんだろう？と期待しながら読んでいたのですが、肩透かしなラストで終わって凄い残念な気持ちになりました
別にこのオチにしてもいいですけど心理描写が少なすぎる上に問題を先送りにした感が凄いです
そもそもこの先オゲハは普通に生きていけるんですか？


ー以下ネタバレー
・オゲハを他の人が見たらどう思うんだろう
→先生に見せる展開だったのにいつのまにかなくなる、急に友達には隠し始める
・オゲハが弱ってる描写を散々見せられる
→なんか普通に暮らしてる
・卵ばら撒いて人類どうなるんだろう
→人に見える場所に置く、殺虫剤で終わり
・主人公やる気ないし家庭はギスギス
→なんか普通に暮らしてる
・オゲハが「人間はクズ」と感じる
→特に解決せず

どう解決するか期待していた部分は殆ど書かれませんでした

[オゲハ · ★★★☆☆]

ファンタジー

3巻買って読み終わりました。なかなか面白かったです。作者さんのコメントにも合ったんですが、主人公のキジの性格が分かりにくかったです。けっこう終盤まで毒親の教育のせいで思いやりとかに欠けるタイプだと思ってたんですけど、どうやら感情が表に出ないだけでサイコパスってわけじゃないみたいですね。でも人間の顔とあのサイズの虫をためらいなく連れて帰ったり、言葉を喋るのに気持ちを汲み取ろうとはしなかったり、普通ではないと思います。まあ話は面白かったですけど、虫がどこからきたのかとか、目的とかを掘り下げて欲しかった。