あらすじ
四季折々を大村と共に過ごす雷遊は、人間を知り、人間として生きる術を学んできた。
大村に人としての名前を与えられた特別な年、新たな生活を歩む雷神の願いは変わらず
“ただオオムラと共に有ること”。
孤独を知る二人が手探りで見つけた居場所は温かく、未来への希望に満ち満ちていた。
大人気シリーズ、ついに最終章!
電子限定描き下ろしマンガ2Pも収録。
ゲイのリーマン・大村の部屋にいきなり現れた不審者、もとい、雷神の雷遊(らいゆう)。自分を人間にしろと言う雷遊の無茶振りに辟易するも、仕事の疲れと失恋のショックで心が麻痺状態だった大村は、雷遊の提案を受け入れます。
最初は雷遊のことをうっとうしいと思っていた大村ですが、彼の素直で男前な言動に、閉ざしていた心を開いていく……のですが、この過程がほんとキュンとくるんです……!
人間界のことを何も知らない雷遊がコンビニのおにぎりを食べて大喜びするシーン。大村は半ば心が死んでいるような状態なのですが、何にでも新鮮な驚きを見出す雷遊の姿を見て、生活の楽しさや人と触れ合うことの喜びを取り戻していきます。ガタイもよく男らしい2人ですが、どちらもものすごく可愛くて、いつまでも見守っていたいと思ってしまいます♡
エッチな描写はほとんどないものの、2人の可愛くも微笑ましい関係に萌えて癒やされること間違いなしの作品です!
感情タグBEST3
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泣く
もう最初から最後まで涙止まらんかった…
台詞がなく、絵だけがどんどん歳をとっていくオオムラの姿に胸が苦しくなった
最期の時まで側にいられたことは、本当に幸せなことだったと思う
一緒に老いていくことの喜びを感じさせてくれる、本当に素敵な作品だった。
RENA先生、ありがとうございました!
寂しい
完結の第五巻、嬉しいような、悲しいような気持ちです!雷遊と大村の結末薄々気着いたが、実際絵を見たら涙が溢れて.......
何万年も経てあの涙で多分本当の意味で雷遊が人間になったと思います!もう一回どこかで2人もう一度巡り合わせてください!番外編で
ついに完結編
どうなるのかな、と思ってましたがやはりそこに突っ込んで行くのですね!RENA先生!!
というラストでした…(嗚咽
ここまで来るとBLという枠を越えてきてむちゃくちゃ壮大なテーマなような気もしますが、広々と広げまくった風呂敷も最後はギュッと絞める見事な手腕にハート鷲掴みでした…(嗚咽
絵柄はパワフルながら(色んな意味でw)人の気持ち、という形の無いものに丁寧に向き合って、かつ繊細に描ききるRENA先生の優しい世界観にぜひ多くの人に触れて欲しいです。
やさぐれたときの心の処方箋。浄化の一冊間違いなし!
最近読んだ百数十冊の中で一番好きな作品です。雷遊大好き!大村さんのツッコミや反応も面白かった!でもごめんなさい。1〜4巻までは文句なしの★5かそれ以上にあげたいくらい好きなんですが、最終巻だけは最後が悲し過ぎてマイナス1です。折角非現実的設定で始まったのだから、最後もとことん非現実的ハッピーエンドであって欲しかった…でもここはこれでいいという意見が多数かと思われますので、★5が適切な評価だと思います。すみません。