あらすじ
「インテークでは何を聞けばいいのか」「記録はどう取ればいいのか」「クライエントに死にたいと言われたら、どうすればいいのか」「沈黙が長く続くときは何か言ったほうがいいのか」等、初心のカウンセラーが必ずぶつかる悩みや疑問を200のQ&Aにまとめて詳しく解説。やる気はあってもどうすればいいか分からず戸惑うことの多い初心の心理臨床家や指導者に向けて、長年の経験の中で積み上げてきた著者の臨床知を伝える。
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Posted by ブクログ
心理療法におけるセラピストの心の内にこたえる。
クライエントを,
どう受け容れるのか。
クライエントに,
どう答えるのか。
―――
P89
…セラピストは日々心を鍛えることで,人の話を受け取る守備範囲を広げる必要があるのです。
器を大きくするには,人が接近しがたいものについて学ぶことです。主なものとしては,性愛,憎しみ,死の三つが挙げられるでしょう。ちなみに,これはフロイトが欲動論として語ったことに一致します。
P92
すべてが共感できるほど,セラピストは万能ではありません。
P93
…現実問題として,一人の人間があらゆる体験を積んでいくことなどできるはずはありません…共感にとって体験が大きな意味をもつとしても,体験がなければ共感できないとなれば,共感できることなどごくわずかになってしまいます。
そこでこう考えてみます。人には想像力があり,想像力を働かせることで相手の心をある程度理解することができるのだ,と…体験していなければ何もわからないというほど人間は愚かではないのです。
Posted by ブクログ
心理司さんが読むような本ですが、高卒の私が呼んでも勉強になりました。
初めての担当を持つときに、新人の心理司さんは舐められたり、この人で大丈夫?と聞かれたり思われたりするときの対処法などを書いていて、どの世界でも使えると思いました。
その時の返答として、新人だからこそ一生懸命向き合っていきます、と言うような返事がいいんじゃないのかと言うふうに書いていて納得。
難しい用語を使って黙らせたり、へこへこするんじゃなくて、その分全力で向き合って上司と対応していくと伝えるのはいい返答だと思った。