あらすじ
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昭和の面影を色濃く残す東京の路地裏・横丁の懐かしい景観を封じ込めた1冊。
新宿ゴールデン街、渋谷のんべい横丁、吉祥寺ハーモニカ横丁、武蔵小山駅前路地裏飲食街、立石呑んべ横丁……おもに戦後生まれたとされる東京の「路地裏」と呼ばれる狭い通路や横丁の飲み屋街。
ノスタルジーを感じずにはいられないこれら路地裏の風景を、約200点ものモノクロ写真と情感あふれる短歌で構成した永久保存版。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2014年1月から2015年7月までに撮影された、都内路地裏横丁の写真集です。
新宿ゴールデン街、新宿思い出横丁、新宿思い出の抜け道、渋谷のんべい横丁、三軒茶屋三角地帯周辺、吉祥寺ハーモニカ横丁、西荻窪南口駅前と柳小路、自由が丘横丁と駅周辺、武蔵小山駅前路地裏飲食街、神楽坂かくれんぼ横丁とその周辺、大森山王小路飲食店街(地獄谷)、銀座路地裏小路、神田今川小路、立石呑んべ横丁、の写真が収録されています。
写真と共に短歌が散らされていますが、菊池裕氏の歌集から引用されています。
実際に行ったことのある場所が多く「そうそう、今もこんな感じ」と嬉しくなる写真もあれば、「あぁ、今はもうこんなではない」と感慨深くもあり残念でもある複雑な思いにさせられる写真もあります。
いずれにしても既知の場所には「また行きたいな」、未知の場所には「いずれ行きたいな」と思わせてくれる素敵で猥雑な町を映すものばかりです。
この書評を書いている間にも、本書に載っている“あの場所”でお酒を飲みたくてたまらないわけです。