あらすじ
孤児院で育った蓮が交わした愛人契約。学費を稼ぐためには仕方ない、そう思っていた蓮は、パトロンに会った瞬間、呆然とする。目の前にいたのは、蓮の命の恩人とも言える人物だった。更に追い打ちをかけるように、その男・高羽は冷酷に言い放った。――四年間、お前は俺の奴隷だ――自分の身体を代償にしたギブ&テイク……そんな蓮の甘い考えを、高羽は打ち砕いたのだ。男に奉仕させられ、喘がされる日々。心だけは渡さないと思っていたはずなのに、時折見せる淋しげな瞳に惹かれていくのを止められなくて!?
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Posted by ブクログ
音楽一家の作曲家×天涯孤独の大学生のお話し。
私の好きなスパダリ×不憫受です。
天涯孤独の受は学費を稼ぐため、複数の愛人を持つ攻と愛人契約を結びます。初めて攻と会った瞬間、受は攻が自分の苦しいときを支えた命の恩人とも言える人物だったと気づきます。
呆然とする受に追い打ちをかけるように「4年間、お前は俺の奴隷だ」と言い放つ攻。
傲慢で冷酷な攻の言動に受は…。
スパダリ×不憫受という王道なんですが、そこにその作家さんならではのスパイスが入ることで、いろんな王道が楽しめる訳です。
今回は攻が作曲家であり、愛人が複数いるってことが、受にとって特別なものとなります。攻が傲慢で冷酷なため、受はいろいろと屈辱を味わう訳ですが、気持ちが通じ合ってからは激甘全開です。
だからこそこれまでの受に対する自分の傲慢な言動を振り返り、ラストの特別編では攻視点の不安や葛藤が書かれています。
本編は受視点、番外編は攻視点と、両視点で読めるので楽しめました(≧∀≦)
Posted by ブクログ
やっぱり私は大鳥さんの傲慢攻めは大好きだわ~♪と実感した1冊でした。この最初と最後の変わりよう!いいですよね。最後の1ページは二人が幸せすぎてちょっと胸がつまりました♪