【感想・ネタバレ】愛すべき娘たちのレビュー

あらすじ

「女」という不思議な存在のさまざまな愛のカタチを、静かに深く鮮やかに描いた珠玉の連作集。オトコには解らない、故に愛しい女達の人間模様5篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

全体的に私の琴線に刺さってしまい一話目から号泣。
母が娘に当たって開き直るシーンがあって、ユーモアのある場面として描かれているが、私のときは普通にシリアスに大喧嘩だったな…等、自分の親子関係を連想させる場面が読んだ人みんなにあちこちにあるんじゃないだろうか。
複雑な気持ちをありのままに描きとるのがうますぎて脱帽。良い漫画だった。

以下感想ではなく思い出話。
私の母は結構な癇癪持ちで、子供の頃から怒るとよく置いて帰られた(飲食店等でお金を机に叩きつけて一人で出て行ってしまうことがしばしばあった)。
大学の卒業が迫ってきて袴を予約しに行こうとなったときに、同様の癇癪を起こされてしまい(私が直近美容院でかけたパーマが似合わないと言われてむっとして言い返したら喧嘩になった)札束を叩きつけられて一人で予約しに行けと言われた。
ただ、その頃には私ももう大人になっているので、いや気に入らないことがあったとて突然そんな癇癪を起こして人を置いて帰るのは(昔からよくあったけれども)人としてどうなのか、私の周りにそんな人間母以外にはいないぞ、子供っぽすぎやしないか、というようなことを割と落ち着いた感じで言い返した。
すると、あんたは私にばっかり大人であることを求めてずるいみたいなことを言われたので、そのときにすーっとああもうこの人は仕方のない人なんで、たぶん(結構前から)私の方が大人なんだな、と理解した感じがして、そこからは概ね母のことを許して生きている。
ちなみに結局袴は諦めて卒業式はスーツで出た。成人式のときに着た着物の前撮り写真があんまり可愛くなかったので、袴もまあ別に着れなくてもいいかと思って。
大学卒業後以降は一人暮らしを開始したので、母との距離も遠のいて外で置いて帰られたのはそれが最後。
仕事の愚痴だけ延々二時間とか三時間とか喋ってしまうとか、ほんとにネガティブなことばっかりずっと覚えているとか、その他にも娘目線でどうしようもないなーと思うところがある母。

一方で、私のことをとても認めてくれていて、母にとって私は賢くて努力家で要領がよくて、痩せてるから何を着ても似合う娘。中学生のときに父が事故で亡くなって、シングルマザーだったけど奨学金なしで大学まで出してくれた。新卒で入った会社が合わなくて泣きながら辞めたいって相談したら「辞めなさい。うちに帰ってくればいい」と言ってくれた。人生の序盤に必要だった大事なことは全部用意してくれた母でもある。

親子関係は多面的なんだよね。
この漫画は色んな場面が色んな思い出にだぶってすごく刺さった。

0
2026年07月11日

ネタバレ 購入済み

よい作品でした。

COOLな表現に受け止めるかたがいるかもしれませんがこの作品の中の一人の女性にわたしの人生は似ています。
子供は親を選べないし、どうしても逃げ切れない境遇というものがあるのです。彼女の幸せを祈るばかりです。

0
2019年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「恋をするって人を分け隔てるという事じゃない」

この莢子のエピソードでのセリフが心に突き刺さりました。

女性特有の繊細な心理描写がうまい。よしながふみだから、なんとなく男性を扱った漫画が多いのかと勝手に思ってました(大奥やきのう何食べた?など)。

何気なく手に取って買ってみて、大正解でした。

0
2015年01月19日

匿名

ネタバレ 購入済み

教養が欲しい

教養がないとよしながふみ先生の作品をきちんと読むのは難しいなって思った。
マルクス主義とかわからんよ……。
恋愛をするということは人を分け隔ててしまう事……確かにって思った。
本人が楽になれるならそれでいい。

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり、よしながふみさんの絵は綺麗ですね。一番最初の話が好き。
そりゃ、元ホストで年下の男の子が義父になったら戸惑うと思うけど、相手が誰だろうがずっと独り占めしてたお母さんを取られるとなったら辛すぎるよね。
もし自分の母親がああなったらきっと、正気でいられなくなるんじゃないかな。
ずっと先の話になるけど、娘ができたら読ませたいな。

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2017年03月17日

ネタバレ 購入済み

うん。

まだ一回しか読めてませんが
何度も読むとまたその時々で
生まれる感情があるのかもしれないと思う本でした。
ここ何年か前までは私は自分の母を完璧な母だと思ってました。ただ私自身の性格や他の人への関わりを改めるようになり、母と私の関係を考え直すようになりました。人は完璧な人はいない。母も完璧でなかった。
恨みそうになることもあったけど、私だって完璧じゃないんだからそれを咎めることなんてできない。
完璧に子育てできる母親なんていない。

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2020年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母と娘の間にある複雑な感情。
自分にも娘がいるから、ハッとしたり、ジワッと来たりしながら読んだ。
母も完璧な人間ではないし、娘もいつか母になる。
娘に進められたこの作品。
果たして娘は、何を思いながらこれを読んだのか…知りたいような、知りたくないような…
作品の最後に主人公が言ったセリフ
「あたしはお母さんが死んだら、お葬式ではうんと泣くからね」
あなたは?と問いかけてみようかな…

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2017年08月21日

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