【感想・ネタバレ】データの罠 世論はこうしてつくられるのレビュー

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Posted by ブクログ 2011年04月13日

よくあるランキングやら、アンケート調査やら、
そんな数字の危うさを指摘してます。
そしてどうやって世論をつくるのか。

大手新聞社の世論調査すら危ういのです。
仕組みは簡単。誘導尋問的に設問作ればいいだけ。
でも記事の見出しには「xx何%」って書ける。

そもそも世論って考え方が嫌いです。
本当の世...続きを読む論って、何でしょうか?
TVで言ってることが、さも世論のように扱われますが。
街角でインタビューやアンケートを受けている人なんて、
ごく一部の、決まった人であって、何にも無作為抽出に
なってないんだから。それをさらに制作会社とTV局が、
視聴率とれるように編集するわけです。

その視聴率自体も誤差が数%はあるらしいので皮肉です。
母数が600しかないんですからね。
0.1%の争いなんて本当に馬鹿げてるそうです。
その上制作会社の社員は恐ろしい程の薄給で、
身体を削って働いて、TV局社員は最も高給取り。
あのねつ造番組で名をはせた朝○放送が最も給与が高い、
って話ですからね。(これも信ぴょう性は謎だけど)

そもそもニュースキャスター?も嫌いです。
専門家でもない素人が感情的に社会にモノ申すわけですよ。
めざましの○塚さんもニュースステーションの古○さんも、
もちろん、みの○んたも。事実だけ伝えればいいのに。

専門家でなくても、誤解を与える、間違っていると
すぐわかる発言を、頻繁にしてると思います。
一応専門だとして、言及すると、よくあるシステム障害関連。

過去に三菱系システムの移行作業により、
一部のATMで一時的に取り扱いができなくなった。
という障害がとても大げさに報道されました。
確か大げさになったので、国からも通達がでたかどうだったか?

でもこれ専門家から言わせれば、あの規模の移行作業を
たったあれだけの障害で終わったのは大成功だったそうです。
件数も金額も全体で考えると、ごく少数だったそうです。

私もこの手の仕事をしてるので、バグ(誤動作)が皆無の
システムは存在しないことは十分承知してます。
それを0に近づけるのに対費用効果を考えて、どこまでやるか。
それが現実です。はっきり言って数百人が朝一で一部のATM使えなくても、
それに数千万とか試験費用をかけることはあり得ないのです。
申し訳ないですが、他のATMは動いてるので、そちらを使ってください。
という話になります。殆どのATMで利用できたんですから。

だからTV嫌いです。他にも厚生省叩きとか、今話題の派遣切りとか。
と言っても、受動的に情報を得てる限り、
どうしたって一面からしかとらえられないんですが。
じゃTV観るなよ、って話ですけどね。その辺は娯楽としてです。

話が思いっきりずれました。

日本人が英語ができない。こんなに教育しているのに。
アジアでもTOEFLのテストはワーストクラスとか。
でも、こういった英語の試験。受験者数は圧倒的に日本は多いです。
 もうおわかりですね。
他の国では、英語が必要なごく一部のエリートしか受験していない
ケースも多々あるということです。受験者数が3桁以下とかね。
それを考えれば日本の英語力がアジアでもどん底ということはない。

よくある県民性クイズみたいの。
ケースによっては、アンケートを県庁所在の市でしか行っていないとか。
北海道なんてえらい違いですよね。札幌だけで聞いてたら。

ワールドカップの経済効果。
それによって発生する宅配ピザ屋の需要まで計算に入るそうですが、
空車だらけのタクシーなどのマイナス分は計算に入れないそうです。
プラスだけのバラ色予測。

まぁ、まさにこんな具合に「世論を作る」わけです。

年々、いろんなものを信用しなくなってますw 歳ですね。
ってかもう少し短くまとめるべきだと思う。何日もかけて書かないで。>俺

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Posted by ブクログ 2010年10月10日

視聴率、平均貯蓄額、選挙速報など、
世の中にあふれる数字のかずかず。
本当にその数字は正しいのか、

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

最近一番気になっていることの一つである「世論操作」に関して、その実践的手口(笑)を紹介してくれる本。世論調査といってもまず調査の方法(訪問?郵送?インターネット?)からしていくつもあるし、細かいところでは選択肢の設定方法までふみこんでいる。「やむを得ない」という表現がいかに危険なものかよくわかります...続きを読む。また、数字の解釈の方法に関してもよく説明されている。その数字がどういう方法で集められ、どういう基準で比較されているのかをよく考えないとだまされてしまいますよというお話。今の世の中いかに虚偽の数字がまかり通っているかを知るにはよい一冊。

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Posted by ブクログ 2016年05月25日

タイトル通りデータの罠について解説していますが、谷岡一郎の著書の方が有益で特に新鮮味がありませんでした。
僕の評価はA-にします。

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Posted by ブクログ 2012年07月16日

興味深い内容。

視聴率は600世帯を対象として測定。±3〜4%の誤差がある。
これを0.1%誤差の水準にしようとすると、300万世帯を対象にしなければならない。

経済効果測定は、マイナス分は考慮されていない。
例えば、ワールドカップでスポーツバーの売上が伸びたとして、
その分は加算されるが、同じ...続きを読む額だけラーメン屋でマイナスがあっても、
その分は計算されない。

官庁が使うコンサルタントは、「いかようにも結果を出します」という
協定のもと調査を委託されている。茶番ということ。

TOEICのテスト結果平均。
日本ではみな受けるけど、他の国では海外留学や勤務を考えている優秀な人材しか
受けていない。
平均が低いのは当たり前。

平均貯蓄額は、例えば孫さんとか一部の大金持ちが著しく上げている可能性がある。
一人で何百倍もの貯蓄をできる。
年収はそこまで引き上げられるほどの差はないかもしれないけど。

など。
数字を鵜呑みにせず、自分である程度は判断できるようにしたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月30日

同じアンケートであっても、対象母体(読んでる新聞、見ているテレビ、使っているWebサービス)による結果の違い、アンケートとテレゴングなどによる結果の違い、など、単純に〇割の人が賛成、やら、〇〇%の人が実施している等の数字だけを見て一般論だと理解してはいけないとを感じた。当たり前の話ではあるが、それを...続きを読む改めて頭の中で整理することができたのは収穫。また、約400の無作為サンプルでデータを取れば、それなりに精度の高い統計が取れるという点など、新しい知識も得ることができ、読んでよかったといえる本。
そもそも、学校で教える統計学で、このような一般的なデータの見方を教えるべきではないかと思う。今の日本は、数字のマジックを意図的に使ってる人、数字に踊らされている人、数字の持つ本来の意味をわからずに誤って使ってしまっている人が多すぎる気がする。

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Posted by ブクログ 2014年10月26日

[ 内容 ]
巷にはデータが溢れている。
「視聴率」「内閣支持率」「経済波及効果」「都道府県ランキング」等々…。
新聞、テレビ、雑誌に何らかのデータが掲載されていないことはまず無い。
そして私たちは、これらのデータからさまざまな影響を受けている。
しかし、肝心のそのデータにどれほどの客観性があるのだ...続きを読むろうか。
実は、かなり危ういデータが跋扈しているのである。
本書は、さまざまなデータを検証することで、データの罠を見抜き、それらに振り回されない“正しい”情報の読みとり方-データリテラシーを提案する。

[ 目次 ]
序章 巷に氾濫する危ういデータ
第1章 世論調査はセロンの鏡か?
第2章 調査をチョーサする
第3章 偽装されたデータ?
第4章 「官から民へ」を検証する
終章 データの罠を見抜くためには

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年10月08日

聖教新聞の引用が出てきて読むのをやめようかと思ったけど読み続けて良かったです。
データを丸のみしてはいけないなと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ささっと読めた割には楽しめました。

データを扱う職業人として結構無自覚に数字を見てたんだなとちょっと反省

視聴率ってやっぱ当てにならないんだね

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

データの取り方によって、その結果(世論)は様々になる。
もちろん、それによる情報操作もできてしまうわけで。。
データの正しい取り方、そしてデータの正しい見かた、などが述べられた参考になる本。
データをうまく活用できれば、とっても自分にとって役にたつなぁ!と思った!!

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

昨今のデータ分析ブームを先取りしたかの様な2006年発行書籍ではあるが、データに対する考え方や分析手法の参考としては充分通用する内容となっている。
人は統計データに踊らされる。物心ついた時にはIQやら偏差値やら何かにつけて順位で評価されてきた様な時代に生まれたから、公表される数字ばかりを気にして生き...続きを読むてきた。最近はこれまた順位ブームとも言える様な、街の住みやすさランキングやレストランの格付け、ネット掲示板には楽器メーカーにまでランク付けされるような時代だ。人はそれを見て、自分の街はダメだとかランク上位で食事した、高い金で買ったギターが何で低いランクなんだ、と一喜一憂している。確かにそうした数字が出る事にはそれなりの根拠があって、街ランキングなら公園の数、行政の対応の質、交通の便や高齢者の住みやすさなどが一定量データとして捉えられ、集計や平均算出などの計算式から出たことは確かであろう。以前大問題となったマンションの構造計算不正などを見ていると、問題は数字を作る側に大いにあると思われる。
本書はそうした「数字」を作る側の問題点と、それを受け取る側へ警鐘を鳴らす内容となっている。わかりやすいところで言えば、質問の仕方次第で解答数字が大きく変わる新聞社のやり方などを挙げる。単純に賛成か反対かの2択で質問文に背景を書かない場合と、質問内に背景事情を詳細に書いた上で、賛成か、賛成がやむを得ないか、条件付きで賛成か、反対か、と言った解答選択肢を準備すれば、当然の如く賛成に偏る。こうしたやり方は新聞社が時の政権与党や国民に対しての忖度、経営者の顔色伺いなど様々な数字制御装置が含まれていると考えられる。
誰に解答をさせるかのサンプリング手法、実施時期、解答選択肢の準備の仕方、質問の傾向などあらゆる要素で数字がいくらでもコントロール出来るうえ、先の構造計算問題の様に、最終的に意図的に不正に修正されて「数字」が作られてしまうなら、最早信ぴょう性は地の底である。
とは言え私をはじめとして、自身に都合の良い数字は信じやすく、その逆は受け入れ難いという人間のやむを得ない心理が働いてしまうのも、また問題を更に根深いものにしていく。ビジネスパーソンで特に新規事業企画などをするケースでは時に致命的になる。コンサルタントが出してくるサイト訪問数、売り上げ予測には超が複数つくほど楽観的なものが多いし、保険の支払い条件のような解りづらい形でしっかり条件までつけることも怠らず、逃げ道まで準備されている。
人は数字で騙される。だからこそ自分自身が数値に対する嘘やカラクリを見抜く力を持たなければならず、何より鵜呑みにしない、先ずは疑ってかかるというのが正しい姿なのだろう。本書はそうした数字を見せられる側の有用な参考書にもなりつつ、ある意味見せる側のテクニックにも使えてしまう。どちらの立場で本書を読むかは読者次第である。

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Posted by ブクログ 2020年01月07日

データ・リテラシーの重要さを解いた本。
――かと思っているのだが、終わりの方は趣が変わっていく。

最初は、様々な調査を取り上げ、そのどこがダメなのかの解説をする。
ライブドアがネット上で行った阪神上場の賛否を問う世論調査や、さいたま市のケーキ購入額日本一(家計調査)など、取り上げている例が面白い。...続きを読む
まあ、さいたま市のケーキの街への企ては、笑って捨て置いていいような話なわけだが。

TOEFLの平均点を取り上げての日本人の英語力が低いという「世論」を検証しているあたりから、ちょっと雰囲気が変わる。
で、結局何が言えるの? あなたは何が言いたいの?という感じになってくる。
何か、解釈にあらを探すのが目的なのかという感さえ漂う。

今流通する様々な数字を検証する、ということだと、どうしてもネタの鮮度が問題になり、本は古びてしまう。
データ・リテラシーの本とみるならば、もう少し「技術」としてまとめられていてほしい。
こういう本を作るのは――、コンセプトを立てるのは難しいんだな、と感じた。

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Posted by ブクログ 2014年09月22日

内容としては面白いが、ちょっとありきたりという観もあり、まあこんなものかなというところだった。
貯蓄平均や世論調査等は古典的だし、もう少し新しい切り口を期待したかった。
とは言え、統計を考えるときに忘れてはならない重要な観点であることは確かである。

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Posted by ブクログ 2012年12月15日

 以前、調査会社で働いていた時にデータ改竄を実際にやったことがあるので(汗)、世論調査の作為への批判は全く同感。「日本は公務員が多すぎる」というデマを全面的に論破している点も評価できる。

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Posted by ブクログ 2011年02月03日

新聞とかネットってゆうメディアで利用されているデータをそのまま鵜呑みにしちゃいけないのよ。
って、言っている本。
事例をメインに、なんでダメなのかをはっきり言っています。
出版も最近で、ネタが新鮮でいいよ。

あとがきの、
「「まず結論ありき」で正当性を主張する学者や・・・がいかに多いか・...続きを読む・・」
に賛同です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

社会科関連の本だとも思うのですが
個人的には統計学の概念のほうが大切な内容だったと思います。

どれくらいの情報が提供されていればどれくらいデータの信頼性を期待していいか、というお話。

ひとつの事件について複数の記事を読む、とか、
実際の時間と手間を考えると絶対にやらないようなアドバイスがなされて...続きを読むいますが、
そこまでしなくても、巷に溢れているデータの数々について、鵜呑みにしないように!という主題を覚えておくのはよいと思いました。

データ分析を仕事にしている人が統計の基礎をしらないことが多い、という話には驚きました。
自分の専門分野については、少なくとも人並みの知識を持っていないと恥ずかしいもんだなぁ、という教訓になりました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

統計ってのは基本的に科学的だが、もちろんグラフや表を作る時には多少主観や誘導したい方向が加味されるもんで・・・・・・。どういった手段でそれが行われるのかは知っておいたほうがいいかと思う

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

★数字は嘘をつける★いつの時代も統計データの処理は適当なもの。具体例をふんだんに盛り込み、データの誤用を説明する。ただ世論を誘導するためにマスコミが意図的にデータを解釈するケース以上に、無意識に求める方向に流されてしまう場合の方が多いのでは。陰謀論より知識の欠如が主因に思える。

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