あらすじ
空前の農業ブームですが、米や野菜をつくるばかりではありません。乳牛と肉牛をあつかう酪農(牧場経営)も意外と儲かるのです。生き物相手だから休む暇もないように思われますが、うまくシステム化できれば、少ないときは1日4時間労働、家族旅行にもいけるのです。地上げ屋あがりの著者が実体験をベースに効率的な酪農経営手法を紹介します。
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Posted by ブクログ
牛の肥育や繁殖のノウハウではなく、畜産の経営ノウハウについて書かれた、おそらく異色の本。畜産ビジネスに関して全くのド素人の私が、取っ掛かりとするには最良の本なのだと思います。語り口調に最初はイラッとしますが、読み進めていくうちに「~しているよ」の口調が病みつきになり、一人でクスっと笑ってしまう。
著者も述べているように、多くの畜産農家はこうした経営スキルや視点をもっていないのだと思う。技術の向上やTPPなどばかりに注目が行きがちだが、著者のように畜産事業を"art&science"でマネジメントすることで、この業界はまだまだ伸びしろがあるような気がしました。