【感想・ネタバレ】いらん子クエスト 少女たちの異世界デスゲームのレビュー

あらすじ

あなたは『いる子』? 『いらない子』? どこにも居場所がない中学生、狩屋友恵(かりやともえ)は自分のことを誰にも必要とされない『いらん子』だと思っていた。ある日、友恵は見覚えのない異世界に飛ばされてしまう。 友恵を召喚した黒騎士と名乗る謎めいた存在は語る。 「いらん子クエストの世界へようこそ。みなさんには今日を含めて三日間、冒険者のパーティーに扮して凶悪な魔物たちと戦ってもらいます。合計三回の『いらん子バトル』を生き残った方々は、そのまま元の世界にお帰りいただけますからご安心を……」 7名の少女が生き残りをかけてゲームに挑む。だが、『いらん子クエスト』にはまだ怖ろしい秘密が隠されていた……。絶望と希望が織りなす異世界デスゲーム開幕!!

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Posted by ブクログ

「いらん子」女子7人がゲームっぽい世界に召喚されてデスゲームな話。バトルだけでなく投票もあるので、人狼っぽさもあるね。まあしかし、「悪い奴を吊る」んじゃなくて「役立たずを吊る」だからやりづらさは相当です。しかもみんな「いらん子」に選ばれるだけあって、大体どっかしら浮いてたり痛々しかったり…こんな彼女らに果たしてうまく協力プレイができるのか。できたとしても誰に投票できるというのか。
そんな中、不良少女きららちゃんは燦然と輝いておりました。普通「不良少女」ときたらちょっとでもいいことしたら逆に好感度高くなりそうなもんですが、愚直なまでに、潔いまでに、やり過ぎな気がするほど憎まれ役のままだった彼女の存在は逆にありがたい気すらします。
自分を「いらん子」と思った理由があんまり描写されなかった彼女とか謎は残っていますが、うまくまとまっていて良い作品でした。…と思ったらまさかの続編の予感!?

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2015年10月18日

Posted by ブクログ

爽やかにはなれない女子中学生のファンタジーデスゲーム。主人公にあえて感情移入しないように読んでいたためか、JCの気持ちがもう私には分からなくなっていたためか、楽しくはなかったが胸くそ悪くもなかった。これより後味の悪い物語は世の中にある。
主人公の境遇が特殊であるため、感情はしにくい。子供とほぼ会話しない家庭ってなんだそりゃ。そんな家庭に子供を預けようとする親戚の奴らもなんなのさ。そんな状態で児童虐待とならないのかさ。
なんというか世の中は数多くの「当たり前」があるのだなと思った。テレビを見れてお小遣いをもらえて、衣服や日用品を買ってもらえる。人と話すときに前提とするそれらのことを「当たり前」としているが、「当たり前」とは限らない人がいるのだな、と思った。

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2015年08月26日

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