あらすじ
「刀のような人だ、八重樫剣」――。剣道の強敵〈ライバル〉である彼を、花森勝臣はそう思った。きちんと間合いをとらないと懐にとびこまれる。そんな鋭さと強さとしなやかさをもった彼に惹かれていく勝臣。剣もまた激しい思いと、負けたくない矜持の狭間で揺れる。もしも好きで好きでたまらなくなったら、互いの竹刀の鋒(きっさき)は鈍るのか……!?
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Posted by ブクログ
この作家さんの青春もののキャラたちって本当に少年漫画のように健康的でストイックな印象で、それがBLしてくれるので萌える。男同士っていいなぁって思う。そういうシーンはないですがわりと受け攻めはっきりしてると思います、だからこそ受けはライバルとして攻めに屈するわけにいかなかった。お互いに弟が出てきますが彼らとの相互関係も面白いです。
Posted by ブクログ
初めて見た時ある作家さんのアシさんだったのかなと、思えるほど影響があったけれど、今や素晴らしい作家さんです。
ジャンルが多岐にわたっているので、すべてがというわけにいかないのですが、この作品は好きです。
高校生の叙情溢れる愛情を、剣道での戦いにのせて描いています。
鞘の見つめる瞳がガキっぽい幼さと、溢れる愛情を見せて愛されている剣がうらやましい。
剣の色っぽさがまた、いやらしいんだな。