あらすじ
斎賀建築会社の社長戦略秘書として日々辣腕をふるっている上条は、仕事に対してシビアな切れ者だったが、この日だけは浮足立っていた。画家で恋人の穂積が帰国するからだ。山積みの仕事を無理やり片付け、雪の降り始めた街中を急ぎ自宅へ帰ると、そこには一年ぶりに見る愛しい恋人の姿があった。寂しかった、会えてうれしいと口が裂けても言えない素直じゃない上条を、穂積は理解し優しく包みこんでくれるが、上条の心にはいつも不安があって……。(「ずっと、ずっと。 後編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.16に収録されています。重複購入にご注意ください)
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もうとんでもないよ
本当によかった
お互い好きな人に我慢して辛いこと、苦しいこと、悲しい気持ちが言えなくて
やっと会えたのに、一緒にずっといる約束が守れないって告白され
穂積は少しずつ壊れていたことも知らされずにいた自分に後悔した
これからは新しい命と一緒に上条と二人幸せになって
これたけやくろうもいるから大丈夫よ