あらすじ
著者である菅下氏は長年、金融マーケットで未来予測を仕事にしてきました。
「いち早く未来を予測して、お金の流れをつかむこと」が、仕事です。
ウォール街で日本人としていち早く成功できたのも、
日本で外資系金融の日本支社の社長をしていたのも、
人より早く未来を予測できたからです。
経済や金融の未来を読むためには、歴史の知識が欠かせません。
ですが、それは年号を暗記したり、
語呂合わせのように歴史の出来事を覚えることではないのです。
「歴史を振り返って未来を予測する」
これが、菅下流未来予測の方法です。
あなたが、
「お金で後悔しないために、自分で富を作りたい」
「一生お金に困らないために、自分で資産を守りたい」
と思うのであれば、
一緒に「歴史」を通じて「お金」の動きについて学びましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
金融に精通した著者が日米中や欧州の歴史の転換点とその流れをうまく読み取り成功した富豪を通して歴史から未来を予測する方法について書いた一冊。
歴史の転換点でリスクをとるべきかどうかということや時代がどのような価値観を求めているかということを本書を通して学ぶことができました。
中国の天安門事件に至るまでの経緯や次なる節目やロスチャイルド家の躍進が現代に与える影響、石油をめぐる各国の思惑など国際エコノミストである著者ならではの視点からの解決も勉強になりました。
また、著者が考える今後のシナリオは今後を考えるうえで参考になりました。
そんな本書のなかでも、日本が特にアジアの国々からは目標とされていることは読んでいてもっと国民として胸を張っていいと感じました。
あと、最後の章にある算命学の考え方は本書で初めて知り興味深いと感じました。
本書で歴史を教訓として未来を学び、そこから富を築くことができると感じ、未来を示す歴史のターニングポイントを意識するきっかけとなる一冊でした。