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Posted by ブクログ
マイナンバーについて、あまりに何も知らなかったので、一読。
何となくではあるが、マイナンバーがどういうもので、どういう使われ方をされるのかというイメージはつかめたかなと。
マイナンバーの管理・取り扱いの重要性について繰り返し説明されており、マイナンバーは細心の注意を払って安全に取り扱わないといけないということが伝わってくる内容である。
Posted by ブクログ
マイナンバー制度の概要を知るには良いと思う。ただ、これを読めばマイナンバーの「実務」ができるようになるような内容にはなっていないと思われる。また、マイナンバーについて、過度に賞賛し、そのリスクについて楽観的に過ぎる気はした。
マイナンバー制度の推進については、所得把捉の正確性の向上による課税・給付の適正化、税・社会保障制度への信任の確保の関連から、基本的に賛成である。しかし、行政の効率化、経済効果には疑問がある。また、現在の制度は、情報保護の措置が過剰ではないかと感じる。本書でも指摘されているとおり、マイナンバーは、マイナンバーだけあっても何の役にも立たない数字であり、何かにひもづけされていてはじめて意味のあるものである。マイナンバー自体の情報漏洩等はそこまで懸念するに及ばないのではないか。安全措置が過度に重視され、使えないシステムになってしまっては本末転倒である。
Posted by ブクログ
◎マイナンバーの実務はこれで押さえよ
さすがにタイトル通り、マイナンバーについてコンパクトにまとまっています。
担当者の実務的な部分もそうですが、そもそもどういう目的で作られどういう使われ方をする予定なのかが具に書かれていて◎。
いろいろマイナンバーについての批判はありますが、その批判を置いておくと、実際に運用するときに何をしなければならないか、というだいたいの疑問には答えてくれます。
Posted by ブクログ
「実務」っていうタイトルだからハードルが上がっちゃっているようだが、個人がマイナンバー制度の「概略」を知るには、手ごろな本ではないかと思う。
父が亡くなったときの手続で、いろんな役所に足を運ばなければならなかったことを考えると、税や社会保障分野だけでなく、早く戸籍事務や金融の相続手続にも活用できるようになってほしい。うまく運用されれば、行政の効率化は相当進むのではないかと思うし、効率化されなければおかしい。TVや新聞の報道では何かとデメリットばかりが強調されて、「行政手続はめんどくさいけどマイナンバーには反対」っていう人がたくさん見受けられる昨今、何の目的でどういう制度で、今何がなされようとしているのかをきちんと知るために、こういう本はとても大事だと思う。報道はもっとこういう内容をきちんと扱ってよねと思った。
Posted by ブクログ
マイナンバー。社会保障、税金、災害関連での活用。規定範囲外での利用の禁止や5年の懲罰刑の罰則。企業で、業務に関わるひとたちは大変だと思いました。
世の中が便利になるのは、自分で考える時間がへることになるのではと思う。良い方向に進むか、悪い方向に進むかは、それを運用するひと次第の気もしました。
Posted by ブクログ
マイナンバーについて個人からの視点及び事業者からの視点で学ぶことができる。マイナンバーには通知カードと個人カードの2パターンがあり、個人カードは任意で発行される写真付きのカードである。マイナンバーは2015年10月から個人への通知が始まり、1月以降に順次個人カードが発行できるようになるという。また、自身のマイナンバーを用いて行政通知の状況等を確認可能なマイナポータルは2017年1月から稼働予定である。企業にとっては従業員(アルバイト含む(派遣は派遣元))のマイナンバーを管理する必要があるが、従業員としてはマイナンバーの提供は義務付けられていないことから、企業は収集するための努力をする必要がある。不正利用の観点からはじめは不正利用されにくいと考えられている税に関してマイナンバーが適用されるが、番号法の改正等により、銀行口座、医療、旅券等にもマイナンバーが紐付けられるようになり、より効率的になるという。マイナンバーに関する基礎的な内容を学ぶにはよいと思う。(もうちょっとシステム寄りの話もあったらよかったかなと。)