【感想・ネタバレ】待ち合わせは額装店でのレビュー

ミナヅキアキラ

「お願い、この額を修理して！」人間嫌いな額装店の職人・菱田（ひした）が受けたのは、無名画家の額装の修理。依頼者は、いわくありげな美貌の青年――。強引に依頼され渋々作業をするが、絵の裏から隠された手紙が現れ…!? 表題作の他、８年ぶりに戻ってきた初体験の相手との再会で、高校時代に心も体も奪われた甘い記憶が蘇るピュアな初恋物語も収録。

[ブクログ · ★★★★☆]

表紙はリーマンぽいけど、リーマンではなかった。額装職人とコーヒー店員。人との関わりを嫌う攻めが、何故か受けに段々興味を持ち始める。うーん、ちょっとどこら辺に惹かれていったのか解りにくくて(お互い)、唐突過ぎた感じ。
同時収録の方が好みでした。再会もの。学生時代、奥手な受けに色事(触りっこ)を教えた攻めが、ふと相手の将来を想って距離をおくように…。でもお互い忘れられないままの引きずり愛の再会。受けにしてみれば、勝手な奴！と思われても仕方がないけど、攻めがちゃんと受けを想っていればこその迷走だったのでよしとする(笑)書き下ろしは受けにメロメロな攻めでした。