あらすじ
アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知り得たのか? 人間離れした記憶力を持ち、精悍な面差しながら女言葉を繰り出す魅惑の凄腕ウイルスハンター・神原恵弥を生み出したシリーズ第一弾、新装版!
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Posted by ブクログ
誰もいない辺境の地に立つ不可思議な建造物にまつわるホラーミステリ。古い時代から訪れる人々がこつ然と消えてしまう。そんな謎の建物、豆腐の謎に挑む主人公。なぜ人が消えるのか。なぜ生きて帰ってくる人もいるのか。急にリアルなミステリが始まったと思ったら、横からホラーやファンタジーな要素が襲いかかってくる感じ。あの下にあった基地、マジで呪われていそうで怖い。
Posted by ブクログ
一人で静かに話にのめり込んでいたので、ある箇所でビクッとなってしまった。普通の生活のすぐそばに、少し不思議な世界があるかもしれない、という世界観の描き方がさすが。
でも最後のネタばらしの所は、こんなのあり?って拍子抜けした。
Posted by ブクログ
人が消える白い塔。その謎を解くために駆り出された満。ルールを導き出したが全ては真実を隠すための罠だった。秘密基地を運び出すための巧妙なカラクリ。謎を残して終わりそうな予感がしたが、しっかりと答えを出してくれてまぁスッキリ。
Posted by ブクログ
遺跡。ロマンを感じます。今は廃墟となり朽ち行く壁際にそっと手を当てて、数百年前、いや数千年前にもそこに人が生を営んでいた。
…なんて考えるだけで少し興奮します。私は遺跡も古墳も行ったことははありませんが。
今回は遺跡を巡るミステリーを読んだ次第です。
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あらすじ
アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知りえたのか? めくるめく幻想と恐怖に包まれる長編ミステリー(裏表紙より)
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この謂わば「人喰い遺跡」をめぐり、西アジアの果ての人里離れた地域で大人4人がパーティーを組んで7日間を期限に謎を解きます。構成の内訳はおかま?の製薬会社社員の神原恵弥、その同級生時枝満、米国軍人スコット、そして現地コーディネーターのセリム。
どうやら神原恵弥というキャラクターのシリーズものらしいのですが、今回の実質的主人公は満。彼が安楽探偵として、当初提示された「遺跡の中には入らない」という制約を踏まえて謎に挑んでいくという筋です。
私は物語の展開をあまり読まない(読めない)タイプで、次々と起こる怪奇現象におどろき、最後の結論に驚き、なるほどねぇー、などと独り言ちつつ楽しみました。ただ、思ったより突飛な展開ではありません。
一つ特長を言えば、上記の4名がメインキャラでそれ以外殆ど主だった登場人物が出てきません。ですので、舞台で演じたら絵になるかもなあと感じました。
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恩田氏のイメージは青春なのですが、色々と渉猟してゆくとホラー系・ミステリ系も得意なのかもしれません。氏の『三月は深き紅の淵を』『Q&A』など謎解き系が好きな方は本作も楽しめるかと思います。