【感想・ネタバレ】セイクリッド・クロニクルのレビュー

あらすじ

「気を強く持ちなさい! 君はここで死ぬような存在ではないわ!」 戦場で裏切られ、致命傷を負ったカルネギア帝国の暗殺者レキは、敵対するセイントアーク王国の姫騎士マリアに命を救われる。 「あなただけの称士にして下さい」 助けられたレキは命の恩を返そうとマリアへの忠誠を誓うが……、「この私が、こ、ここ、恋だなんて」 プロポーズにも取れるレキの言葉に、恋愛経験ゼロのマリアは大混乱!? そんな中、帝国最強部隊“六大凶殺”の少女リリスが、隊長のレキはマリアに殺されたと思い込んで暴走。王都ごと滅殺しようと特攻を仕掛る――。マリアを護り、リリスを止めるために、レキは秘めた力を解き放つ!! 「――七耀の星・天権門――」 最強ファンタジー英雄譚の開幕!! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

敵同士の恋と世界最強レベルの剣と魔法、一目惚れと天然ジゴロとウブな少女と楽しいものがいっぱい詰まった物語でした。祖国に裏切られた暗殺者レキと敵国の姫騎士マリアの甘々いちゃいちゃなラブ成分に、ニヤニヤしながら読んだ。レキもマリアも悩みながらも相手に真っ直ぐに向かっているところが良い。はじめからお互いを意識して、想いを伝え、特にマリアが初恋に惑いながらレキに捕らわれていく様がマル。レキも強者としての貫禄がありながら、大切な者を護るために間違えず、真っ直ぐに進んでいく性格が小気味よい。マリア付き従士であるティンクやシラユリの悩みを晴れさせ、仄かな恋心をもたらせてしまうところも物語として良い。何よりアリオストロのキャラが良いアクセントになっている。主人公を敵視する悪役キャラかと思ったら実はわざとで、色々と考えて行動した結果で、愚かな自分を悔いていて、それを見つめる覚悟もある。いいキャラじゃないか!アリオストロ外伝を読んでみたいぞ。
シリーズものであるようなので、次も楽しみ。面白かったです!

0
2015年08月09日

「男性向けライトノベル」ランキング