あらすじ
「高齢者は入院するとボケる」とはよく聞く話だが、その多くは、薬が原因で単なる一時的な認知障害(せん妄)に陥っているだけ。にもかかわらず、その状態を「認知症が始まった」と判断し、さらに薬を増やす医者が数多くいる。不要の薬を何種類も飲み続けることで、認知症にさせられてしまう悲劇を、どうしたら防げるのか。間違いだらけの診察・投薬から大切な家族を守るために身につけたい薬の知識。処方されたら要注意の薬剤リスト付き。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かつて、誤診でひどい目にあったことがある。
酷く頭が痛むので近所の医院に行ったところ「風邪」ということだった。
もらった薬を服用しても症状がひどくなるばかりで、「何かが違う」と思い大きな病院に行き診察を受けたら「髄膜炎」ということで適正な処置を受けて治った。
また、眼が痛みぼんやりとするので当時住んでいた街の日赤に行ったところ「緑内障」という診断くだされた。
渡された目薬を点眼するとどうも変な具合になるので違う医院に行ったら、「こんな薬は、即刻捨てなさい!」ということで、眼の酷使によるものが原因だとわかったことがある。
以降、医者はどうも信用できなくなり、病院嫌いになった。
前置きが長くなったけれど、「認知症」に対してもセカンドオピニオンが大切だとこの本を読んでつくづく思った。
量産され消費されているミステリー本の類よりも、読んでいて、よほど怖い。