【感想・ネタバレ】極道な月のレビュー

あらすじ

極道の娘に生まれ、覚醒剤、暴力、セックスに明け暮れた十代。収監された鑑別所の窓から見た月はあまりに遠く、現実は少女に対し容赦なかった。出所後もさらなる薬と肉欲の快楽に身をまかせ、初めて愛した男との生活も破綻。過去と決別するため、彼女が自らに科した想像を絶する試練とは…。35年間の凄絶な半生を赤裸々に綴った問題の私小説。

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Posted by ブクログ

トラウマティックな部分の描写は細かくて長く描かれてるのに、幸せなパートの描写は簡素ですぐ終わるし、はしょりすぎ。これが著者のようなトラウマに近い人たちの記憶の構造なのかと戦慄。あと、幸せから逃げ過ぎ。戦慄する。あと、死にかけても人の手を借りなすぎ。戦慄。
特に性的な部分の描写は細かいし長い。それくらい性ってのは脳に強烈なんだな…。
あと、アタッチメントというのは本当に原初的な記憶なのだな。セリフじゃなくて、手の温もりとか、一緒に行った祭りのりんご飴のツヤとか。自転車の練習とか。

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

人生は、山あり、谷あり、と思うけど、この人の、谷は深すぎる。こんな、世界って本当にあるんだ。驚き。。。

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2012年10月22日

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