あらすじ
春の陽気に誘われてフラフラ街を歩いていたら、いきなり拉致されてしまった僕。えっ? なに? いやいやちょっとナニスルンデスカ!? …ふと我に返ると、なぜかラジオの収録スタジオに。呆然としていると、一人の美少女がスタジオに入ってきて―ま、まさか! 憧れていた人気アイドル声優の音無まどかさんじゃないかっ…。えええええっ!! なし崩し的に、そのまま二人でラジオ収録に突入してしまうのだが…。果たして、僕の運命やいかにっ!? 怒涛のハイテンポハイテンション・コメディ、ここに開幕っ。
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Posted by ブクログ
ラブコメの王道のようなストーリーの本書。
ひょんなアクシデントからファンであるアイドルのラジオの仕事に巻き込まれ、なんとか一緒に仕事をこなしたかと思えば、今度はそのアイドルが自分の家の隣に引っ越してくることになり――
「そんなベタな!」
と思わず突っ込んでしまうこと請け合いです。
内容的にも、突出した設定やシーンがあるわけではなく。
けれども何故か引き込まれてしまう、独特のテンポ感を持った文章。
特に、まるでラジオを聞いているかのようなリズム良いボケとツッコミが面白いと思います。小節媒体でセリフの掛け合いだけで笑わせるというのはなかなかに難しいものだが、この作品では腹を抱えて笑ってしまう場面が何度もありました。
恋愛要素も分かりやすく、素直でGood。いかにも青春! というような、男の子の憧れが詰まったストーリーが良い。
ところで、タコのくだりは無理やり1巻にねじこむ必要があったのでしょうか……?
Posted by ブクログ
ラジオだけでなく、そこに笑いを混ぜたのがこの作品の特徴なのだけれども、
漫画やアニメと違ってイラストがあるとはいえ、ほぼ文章、しかも掛け合いだけで笑いを表現するのはとてつもない難行である。
ラジオシーンに割かれるページ数はそれほど多くはないが、ラジオが作品の核であることは間違いない。
今巻ではそこそこのトークをしていたが、ヒロインがどれだけボケられるのかが今後の評価を大きく分けるだろう。