【感想・ネタバレ】H・Kドラグネット２のレビュー

松岡なつき / 乃一ミクロ

組織のNo.２・葉老師（イップシンサン）の暗殺未遂──。その犯人は、アーサーの後ろ盾の幹部、ジョージ・呉（ウー）だった!! 衝撃の事実に愕然とする隆之（たかゆき）。まさかアーサーも、裏切りに関与していたのか!? けれど、たとえ愛する義兄でも、組織に背いた者は、敵──。非情の掟に縛られる隆之は、焦燥と恋情を押し隠して、逃亡したアーサーの行方を追うが…!? 組織のボスの座は、誰の手に──!? 香港マフィアたちの死と隣り合わせの恋、終幕!!

[ブクログ · ★★★☆☆]

コミカライズ完結編。
…ていうか、原作未読ですがこれは1巻目だけの内容なんでしょうか？

組織の№2である葉老師の暗殺未遂の犯人が判明。前作ラストで、ジェイソンが真実をつきとめようとクレイグに無茶なことしていたので、絶対許してもらえないんじゃないかと心配してましたが、それどころじゃない事態になっていました…
愛してる人を敵にまわさなければならない苦悩を互いに感じているところが、もう最大のラブ。
アダルト組の雰囲気がすごく好きです。

対するお子様組？の隆之とアーサーは、わんことツンデレの組み合わせで絡みもかわいくじゃれあっている感じ。いや、事態は生きるか死ぬかの状況で緊迫しているんですが、隆之の前向きで天真爛漫な気性が場を和ませているというか、ほっとさせてくれるというか。
キャラの魅力がコミカライズからもあふれてきて、いよいよ原作読まなくちゃと思わされました。この先の話も知りたくなりました。
あらすじがしっかり伝わってきてよかったです。

ただ、相関図みたいなものは欲しかったですね…何しろ登場人物多いし、名前もややこしかったので。