あらすじ
輝く水滴や花、アリなどを対象にした美しいマクロ写真で称賛を受けている北海道・帯広市在住の写真家、浅井美紀さんの初の写真集。世界最大級の写真投稿サイト「500px」に写真を投稿し、その作品は海外からも高い評価を集めています。だれにも真似できない幻想的な世界を表現した写真は、いつも見ている何気ないものをとても繊細に美しくみせてくれ、自然の美しさや普段見落としている素晴らしものの存在に気づかせてくれます。本書では、肉眼では見えにくいものの神秘さ、美しさを、マクロレンズを使って表現した、新作を含む作品91点を掲載。小さい世界の撮り方や使っているカメラなど、撮影方法についても紹介しています。
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Posted by ブクログ
可愛さに一目惚れ
小さな小さな水のしずくの中に
きれいな花が開いている
そのしずくを小さな蟻がそっと押してる
言葉ではとても伝えられない情景
だって見たこともない世界なのだもの
きれいなビーズみたい、
でも、それは人工のビーズではなくて、自然の水の滴
ぜひ一度、手に取って見てください!
Posted by ブクログ
雫やアリを、マクロレンズで撮影した写真集。
まず雫の中に花が写りこんでいるのが不思議で、どんな条件で撮影したらこんな風に写るんだろう…と興味が湧く。
ページを進めるうちに、自然の風景を切り取ったのではなく、巧妙に被写体を配置して撮影したことがわかってくる。水面がビロードのようで美しい。
巻末に「小さい世界の撮り方」があり、シャッタースピード・絞り値・露出補正・ISO感度等まで詳細に載っている。カメラ好きの人なら、すぐにでも試したくなると思う。しかし撮影方法を知っても、タンポポの綿毛が水面に舞い降りている写真などはやはり不思議だ。
主役はしずくだが、第二の主役はアリ。アリが水を飲む1~2秒を狙うなんて、想像しただけで気が遠くなる。アリは拡大するともっとグロテスクだと思っていたが、美しい琥珀色で、点のような目がちょこんと付いているのがなんとも可愛い。個体によって表情が違うのにも気が付いて、途中からアリばかり見ていた。