【感想・ネタバレ】花贄のレビュー

あらすじ

京都老舗の呉服問屋「葛原」の跡継ぎである楓は、四季ごとに一本ずつしか織らないという伝説の反物師・尭庵の元に依頼に向かう。しかし尭庵は花を使って染色しているため、季節はずれを理由に断られてしまう。その後。花の代わりに楓の「気」を使って染めることもできると尭庵に言われ喜ぶ楓だったが、「気」を取り込む方法としていきなり尭庵に抱かれてしまい――!?

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Posted by ブクログ

霧壬センセのファンタジー。一冊丸ごとひとつの話で、今まで読んだセンセの作品の中では一番読み応えがありました。
きみ恋のような話かと思ったら、徐々にファンタジー色が濃くなっていきロマンティックな仕上がり。

四季ごとに一本ずつしか織らないという伝説の反物師・尭庵と、彼の元へ仕事の依頼に訪れた京都老舗問屋の跡取り息子・楓との恋物語です。
ミステリアスで傲岸不遜な尭庵に条件を出されてしまった楓は、困惑しながらも仕事のために身を任せ…とわりと王道なきっかけから始まったのでまたかと思いましたが、尭庵だけではなくお針子の河骨とか、杜若とか、美形がゾロゾロ出てきた上に、なにやら皆タダモノではない雰囲気で、読んでるうちに気持ちが盛り上がってきましたww

楓の出生など過去の出来事の伏線回収などもきちんとあって、話が一段と興味深くなっていたのも良かったです。
謎めいた美形というのは見ているだけでもいいですよね。しかも和服。和服男子にうっとりです。
尭庵に本当の名あるあたりはあのハクみたいですが、神様ものはこれがお約束なんでしょうか。
「神贄」ではさらに楓と神との関わりが見えてくる話でした。ちゃんと笑えるオチをつけてくれるサービス精神が好きです。まるくなった楓がかわいかったです。
カバー下にも4コママンガのサービスがw

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2015年02月05日

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