【感想・ネタバレ】離婚の作法 終わりなき男と女の紛争劇のレビュー

あらすじ

年間30万組の夫婦が別れる日本の離婚事情。両親や仲人が仲裁に入ったかつての人情味溢れる風景は姿を消し、すみやかな別離を促すルール=法律が無表情な顔で跋扈する。「内助の功」を金銭化した財産分与に、子どもの幸せを盾にした養育費。離婚紛争からは、欲望を「権利」という名で語る女性のしたたかさと、憤懣やるかたない男の悲哀が滲み出る。法律でしか解決できない夫婦喧嘩に豊かさはあるのか。人間の機微を失いかけている現代・男女関係の実態を、弁護士の視点で描く。【内容紹介】文明の反映が結婚であり離婚である/「わがまま」が「権利」へ変容する/慰謝料は定額化して「離婚のすすめ」/女性の「籍」への関心の高さ/家裁は「ゴミの焼却場」/子どもに会いたければ、お金を出しなさい/浮気調査もIT化が進む/結局、離婚裁判は金の攻防/男から離婚の申し立てはするな/恋愛と夫婦愛は根本的に異なる/そして、だれも裁けなくなった……

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
年間三〇万組の夫婦が別れる日本の離婚事情。
両親や仲人が仲裁に入ったかつての人情味溢れる風景は姿を消し、すみやかな別離を促すルール=法律が無表情な顔で跋扈する。
「内助の功」を金銭化した財産分与に、子どもの幸せを盾にした養育費。
離婚紛争からは、欲望を「権利」という名で語る女性のしたたかさと、憤懣やるかたない男の悲哀が滲み出る。
法律でしか解決できない夫婦喧嘩に豊かさはあるのか。
人間の機微を失いかけている現代・男女関係の実態を、弁護士の視点で描く。

[ 目次 ]
序章 文明としての男女関係
第1章 離婚はなぜ増えるのか
第2章 離婚紛争の舞台裏
第3章 子どもをめぐる争奪戦
第4章 財産分与と慰謝料
第5章 離婚裁判のバカバカしさ
第6章 現代版・離婚の作法
終章 離婚、この忌わしく煩わしきもの

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2011年04月23日

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