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Posted by ブクログ
釧路の湿原にあるラブホテル『ローヤル』が舞台の短編連作。
末は廃墟となるホテルの、開店までの過去をたどっていくような構成が良い。
非日常であるラブホテルが舞台だけど、重苦しさを抱えつつ生きる人々の、日々の生活の生々しさが迫ってくるようだった。
Posted by ブクログ
繋がっているようで、繋がっていないようで、繋がっている作品。
映画とセットで観ると、あーこのシーンこんなイメージなのか!となって好き。
映画だけ観るとよく分からないのでは、、?というシーンもあったり…
ラブホテルを中心にいろんな物語が繰り広げられてて、人の人生は拠点は同じでもそれぞれなのだな、と改めて感じたり。
Posted by ブクログ
日常と非日常の中間に存在しているようなラブホテルを舞台に、現在から過去へ進んでいく物語は斬新だった。
ラブホにやってくる一組一組にそれぞれの人生と物語がある。その一部を切り取ってくれた作品。
Posted by ブクログ
ー 男も女も、体を使って遊ばなきゃいけないときがある…
道東のとあるラブホテルにまつわる連作短編集。
廃墟となった後の話から始まり、最後にホテル「ローヤル」と名付けられた経緯が語られ終わる。
ラブホテルは、単にセックスをするための非日常的な場所。そういった場所をモチーフにした小説だから、読む前はもっとドロドロしたドラマを想像していた。思いの外、普通の人の普通のセックスが描かれていて、日常を感じさせる細かい描写もあって、そこがよかった。
「星を見ていた」が最も好き。ミコがいとおしい。
「バブルバス」はほっこりとする話。
「せんせぇ」は全てが繋がった後に衝撃を感じる。