あらすじ
欲望も希望も飲み込む巨大都市、東京。その新宿の片隅に、赤星和真の事務所はある。和真は近寄りがたい青年だ。顔立ちは気品のある整ったものだが、新宿の住人特有の尖った雰囲気がある。だが彼の稼業は水商売などではなく、陰陽師なのであった。 大手企業に勤める本条千晶は、自身の困り事をきっかけに和真と知り合う。この時世に陰陽師を名乗る和真を信用できない千晶。だが和真は言う。子供も大人もネットを介し手軽に呪詛の言葉を発信し合う。現代だからこそ呪いはある、と。千晶はそれを身をもって知ることになる。東京の光と闇、現代の陰陽師異聞。
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Posted by ブクログ
新宿の都会っぽさや雑多さを上手く陰陽師モノに組み込んでいた。
人里離れた屋敷とか一族の確執とかそういういわゆる陰陽師っぽいものも二巻以降で読めそうなので楽しみ。
腕は確かだけどダメな陰陽師と常識人ヒロインのよくあるパターンかと思ったらダメなのはヒロインの方だった。
Posted by ブクログ
陰陽師というタイトルだけで手に取ったけど、読みやすくって良かった。
話はまだ登場人物の紹介って程度。主人公の女性がなかなか特徴があって面白い。陰陽師の方も陰陽師のイメージからかけ離れてる。
今後が気になる。