あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
――「メェェェー! (ヒャー、こわい)」。ひつじたちは、みるみるうちに おなかを まるはだかにされ、こんどは ひっくりかえされ、もう せなかに バリカンが のっています。毛を かりとられた ひつじの体は 小さくなり、うすいピンクの じはだが まる見えです。みみずばれのような あとが、いくつも 見えました。――こんな毛がりの現場を見た、さむがりの子ひつじ“ブルル”は、毛がりからのがれ、ついには牧場からにげだしてしまいます。ブルルは牧場の近くの岩山にかくれてくらしますが、2年が過ぎるあいだにどんどん毛がのびて、モコモコになります。さびしくなったブルルは、こっそり牧場へ帰ろうとしますが……。子どものころは、こわいものがたくさんあります。でも、こわいこわいと思いこんでいたものが、実はそうでもなかったという経験もあるものです。さて、ブルルはどうなるのでしょうか。未年にぴったりの幼年童話です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
#ひつじのブルル
#さいとうのりこ
#PHP研究所
#とっておきのどうわ
毛刈りが嫌で隠れたり逃げたりするひつじのブルル。ブルルの周りの羊たちも人間たちも優しくてホッとします。海外文学みたい。低学年向けとしてはまあまあの文字数。楽しいお話でした。
Posted by ブクログ
春になってひつじの毛がりがはじまりました。ブルルは、毛がりではだかにされるのがこわくてたまりません。とうとうぼくじょうをにげだして、山の上にかくれました。すみやすいどうくつをみつけ、たべものもたっぷり。でも、だんだんさびしくなって…。こわがりブルルがとってもかわいいお話です。