あらすじ
安定と安心の職業として昨今、ますます人気の公務員。なかでも、地方公務員の厚遇ぶりには目を見張るばかり。その地方独自の特殊手当と充実が過ぎた福利厚生で、住民との給与格差は開くばかり。一日の実働2時間半の通称みどりのおばさんに年収800万円、公共バスの運転手に1300万円を支払う自治体もある。公務員の厚遇は、もはや異常だ。だが彼らに、自らの人件費が国や地方の財政を圧迫しているという意識はない。国が破綻する前に、公務員を弾劾せよ。
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Posted by ブクログ
現名古屋市長の河村たかし氏の元秘書で、
現みんなの党の党員による著書。
厚生労働関係の仕事を通して、公務員に与えられる特権や
一般企業ではまず考えられない手当などについてのレポート。
政治家を含む公務員の手にするお金の殆どのがこの手当てに当たるもので、
一定の要件満たす政党の政治家であればさらに政党助成金からの給付もある。
よく官僚や政治家が自らあの給与カットを誇らしげに語っているが、
仮に全額カットしたとしても、僕らの感覚で言えば、月の交通費を一部カットしたぐらいの物に過ぎないし、削った分は新たな手当てをつけたり作れば言いだけの話。
しかも手当ての一部は非課税となっており、給与カットすることで税金の控除まで可能になったりする。
特に財政が危ない地方自治体ほど手当てなどの常識外のものがまかり取っていたりする。
これはあくまで一部の話であって、税金を貰って生活をする人々がどのような世界にいるかを知るには非常に興味深い本。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
閑職と厚遇―すでに定着した地方公務員のイメージだ。
しかし、現実は想像を超えている。
その地方独自の特殊手当と充実が過ぎた福利厚生で、住民との給与格差は開くばかり。
一日の実働2時間半の通称みどりのおばさんに年収800万円、公共バスの運転手に1300万円を支払う自治体もある。
公務員の厚遇は、もはや異常だ。
だが彼らに、自らの人件費が国や地方の財政を圧迫しているという意識はない。
国が破綻する前に、公務員を弾劾せよ。
[ 目次 ]
四月―入庁式
五月―ゴールデンウィーク/メーデー
六月―ジューンブライド/衣替え
七月―夏休み
八月―サマーレビュー
九月―敬老の日/読書の秋
十月―引越し/体育の日
十一月―文化の日/海外からの視察
十二月―冬のボーナス
一月―成人の日
二月―議会
三月―春うつ/年度末
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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