【感想・ネタバレ】河野さん家の日常のレビュー

あらすじ

「ただ自室に写真を貼り愛でているくらい愛妻家なだけ」の父。「ただ小学生くらいに若く見えるだけ」の母。「ただニートでゲーマーでかまってちゃんなだけ」の長女。「ただふつうに結婚したいぐらい妹が好きなだけ」の長男。「ただ巨乳好きで女装癖があるだけ」の次男。「ただ成長期でかなりのナイスバディなだけ」の次女。「ただ親バカで子離れできてないだけ」の祖父。「ただ夫にわかりやすくツンデレなだけ」の祖母。ーーそんな、ちょっとだけ変わったふつうの家族の、いつものおなじ特別なまいにち。◎単行本描き下ろし長編漫画も収録!

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Posted by ブクログ

またまた、面白い四コマ漫画に巡り合えた事に漫画の神様に感謝しよう
何か、ここ最近、ヒットとストライクになる漫画、ウェブ発なのが増えてきた。時代かな
この『河野さん家の日常』、何より、キャラクターが好い。私は、四コマ漫画はキャラクターの個性が大事だ、と思ってる
若干、個性が強すぎる感はあるのだが、そこは絵柄が中和してくれていると思う
一見すれば、普通の仲良さげな家族だが、蓋を開ければ、結構、「マジか?!」と驚くレベルの設定保有者。でも、ファンタジー系の「ありえない」ではないので、案外、すんなり受け入れられる。可能性は低いにしろ、本気で探したら実在しそうな家族の日常コメディだ
また、一本かつ一話の起承転結がしっかりと考えられていて読みやすい
どの登場人物も個性豊かだが、個人的に好きなのは、やはり、「カワイイ」外見に反し、中身が結構、肉食気味な次男の語葉だ・・・・・・と言うか、長女・しじら以外が魅力的、とすら言える
ぶっちゃけ、ニートの長女なんていらないだろう!
引き籠もり属性もあって、滅多に部屋から出てこないキャラならまだしも、かまってちゃんで、頻繁に出てきて、家族に我儘ばかりをぬかし、弟に鬱陶しがられ、妹には甘やかされ、最終的に母親に雷を落とされ、すぐさま、逃げる
ダメ人間の極致である。実際、こんなのが実姉だったら、即刻、家から叩き出してるな
正直なとこ、この女が登場人物にいなくても、『河野さん家の日常』は面白かっただろう。しかし、登場してしまっている状態の作品を読んだ後、彼女が登場していなかったら、と仮定して想像してみると、微妙に物足りなさがあるのも事実だ
十二分の面白さが、十分の面白さになってしまう
不必要な人間を、あえて登場させる事で、内容を面白くするために必要さを持たせてやる、とは上手いな、しかばねみのり先生
でも、やっぱり、言動がイチイチ、苛々させやがる。こんだけ、異常ながらも至極真っ当な家族に囲まれていて、何でこうも、ろくでもなく育った、そんで、何で変われないのか・・・・・・
とは言え、そのモヤモヤを含めて、次巻を心待ちにしているのは事実なので、一巻を未読の方は安心して読んで欲しい
既存のキャラクターの個性が強すぎて、新キャラが割り込めるスペースがなさそうなのは、ちょっと不安っちゃ不安だが、そこをどうにかできれば、漫画家として一皮剥けるだろう、とも信じている、一ファンとして
この台詞を引用にしたのは、ただでさえイケメンのお父さん、青海さんがもっとカッコよく見えたから。どんだけ、仁奈さんを愛しているんだwww

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2015年07月30日

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