あらすじ
黄泉の鬼・屍鬼を祓う、美少女の屍鬼祓師(しきはらいし)・一宮晶良(いちのみやあきら)。
そのマネージャー兼相棒をしている俺・諏訪陽仁(すわはると)の二人は、行方不明者を捜す依頼を受けて岡山県の孤島・塩飽島(しわくじま)に巣くう、妖しげな新興宗教・眼暗教(まなくらきょう)の調査に向かった。
そこで俺たちの行く手を阻んだのは、全身が鳥肌になるような不気味な異形の姿だった!
不思議な力を持つ晶良は、孤島で謎の化け物と死闘を繰り広げることとなった! 晶良の背中は俺が守る――!!
屍鬼祓師(しきはらいし)・一宮晶良(いちのみやあきら)が事件の背後に潜む大きな敵に挑む!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
以前に別出版社から出た「屍鬼祓師 夢見る卵」のリメイク版です。
とは言え、こちらの方が時間軸的には先の出来事になります。「エピソード1」ですね。そして物語にはまだまだ謎があり、これは「エピソード0」があるのではないかと期待してしまいます。
前作とは違い、イケメン屍鬼祓師の一宮晶良くんは美少女「晶良ちゃん」になっております。
私個人はイケメン晶良くんの方が好みだったので、慣れるまでにちょっと時間がかかりましたが、これはこれでイイのではないでしょうか(大食らいは相変わらずです)。
小さな孤島で起こった謎の失踪事件を軸にストーリーは進んでいきます。他の誰かが感想で書かれていました「まるで横溝正史の舞台のような」という言葉がしっくりする舞台装置ですね。
そこで出会う人々と謎の数々。後半へ雪崩れ込むようにつながる異形のモノとの戦い。
前半はややモッタリした感じがあると思いますが、ストーリーが動き始めるとスピード感に乗ってページをめくっていけます。
そして晶良が口にした悲しく苦い過去とは?
まだまだ目が離せそうにありません!