【感想・ネタバレ】世界を動かすエリートはなぜ、この「フレームワーク」を使うのか？のレビュー

原田武夫

類推法は、演繹法、帰納法と並んで西洋において伝統的な論理法のひとつ。これこそ、世界を動かすエリートたちがありとあらゆるところで用いているものである。
アリストテレス、パースの論理思考に連なる「類推法」で、世界標準のシナリオを作って行動する。不確実な未来を生き抜く思考法！

[ブクログ · ★★★★☆]

類推法を紹介、推奨する本。
結局、ダイナミックな思考法、動的・経験的思考法ということか。他者との関連性から生まれる行動がそれにあたるのか。
海外の枠組みが次々導入される状況にある日本社会だが、特殊な日本社会で育ち培ってきたことで体に染みついている思考を第三者的に見つめなおしてみることが必要であると思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

演繹、帰納法と共に実施すべき類推法奨励の本。ロジカルだけでは今わかっている事実から以上のイノベーションは出てこないというのには何となく同意。但し、類推法もやり方を誤ればただの当てずっぽうになるので注意したい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

著者は類推法を推奨するが、もう少し素人向けに分かりやすく説明してくれればよかった。本書を更に研究すると新たな知見が得られそうな気がする。