【感想・ネタバレ】ミニッツ3 ~神殺しのトリック~のレビュー

あらすじ

守垣内兄妹とのゲームバトルに勝利し、迎えた夏休み。 相上櫻と琴宮遙は 『お弁当対決』 という名のイチャラブバトルを繰り広げては互いに赤面する、傍から見ればバカップルにしか見えない相変わらずの日常を過ごしていた。 そんなある日、穂尾付図書館が謎の集団に占拠される。 人質として囚われた彼方とアザミ。茉莉からのSOS。彼女達を救うため、櫻が創作遊戯研究会の指揮を執る!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻、2巻と比べると少し落ちるかな……

キャラの魅力は安定しているし、物語もいよいよ「異能」の根幹に迫りはじめて目が離せない感じ。
ただ、肝心の思考ゲーム「クレタ人の朗読会」が微妙。

例題。
A「長いトンネルを抜けるとそこは沖縄だった」
B「夜の底が白くなった」

はい、間違っているのはどちらでしょう?
これって結局は知識を競うゲームになってしまう。作中では仲間内での相談あり、ただし相談内容は相手にも公開、というルールを付け加えることで、盤外の戦いがメインになってしまった。それはそれで面白いけど、せっかくのゲーム部分が生きていなかったなと。

「せぬゆえー!」がよかったね。これは3巻だからこそできる描写。
1巻、2巻でしつこく繰り返したギャグネタを、ここぞという場面でシリアスに使うというのは、シリーズものの醍醐味です。

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2012年10月27日

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