感情タグBEST3
Posted by ブクログ
近年、萌えのピンポイントがいいところを突いてくる藤崎作品ですが、今回も見事にヒット。
学園モノです。ベタで新鮮味には欠けるんですが、それでも萌えました。
すごい不良でセフレには事欠かないヤリチン男なのに、学業成績は1位の竹田×彼のせいで万年2位の地味で真面目な向井。
太刀打ちできない竹田を意識するあまり、心を奪われてしまった向井は、ある日売り言葉に買い言葉で彼のセフレになってしまうことに。
さすがに、Hシーンは濃厚でハード。「てっきり俺のこと好きなのかと思ってた」と言ってしまう俺様攻です。
向井は体だけの関係だと頭では理解しながらも、どんどん竹田のことが好きになっていきます。とても、向井がかわいくて、切なくなっちゃいました。ｾﾝｾにしてはかなり胸にきゅんとくる描写。
さらに、竹田が俺様返上になるところがまたよくて…！本当の恋愛に目覚める俺様ってのは好物です。
勝手に自己完結してしまいそうな受に振り回されてしまう攻様なのでした。
「恋人スクランブル」は、二人が同じ大学に進学した後日談。話の終着点は、なんとなく分ってしまったけど、それでも二人の行く末にドキドキさせられました。向井が家庭教師をしている久津川もからんで、竹田は自分を棚に上げて心配しまくり状態。竹田もバーテンのバイトをしていてモテまくっているので向井は始終不安なのはもちろん。
ほろっとさせられました。ラブラブ加減もハンパなくがっつりと描かれていて、満足。
竹田がバイトの休憩中に店の裏で着信のない携帯を見つめるシーンは、男の哀愁が漂っていてグッときてしまいました。
「思春期恋模様」は、「結婚前夜」に収録されていた伊勢×久保の笑えるエロショート。前作すごく面白かったけど、相変わらず笑えます。久保の無知さ加減がかわいい。
股間枕にツボりました。
「お目覚めの後」は、「恋人スクランブル」の直後シーン。ただのエロ甘かとおもったら、オチが素敵でした。
