【感想・ネタバレ】けむにまかれて【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

「男は好きになれない。――でも、君のこと気に入ってるんだ」
ゲイの編集者の若尾は、ベテラン時代小説家・刃渡光顕の担当になった。若尾にとって刃渡先生は子供の頃から憧れの人。原稿を受け取るだけでも胸の高鳴りを止められないのに、煙草の煙に交じって独特の色気をくゆらせる先生に、翻弄されてしまう。そして、胸に秘めた淡い恋心は、早々に見破られてしまい――…
☆【電子特典】カラーイラスト付き☆

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アンソロで枯れ特集はたまにあるけど一冊丸々枯れ専とは!このノンケ枯れ小説家の醸し出す、露出もないのに何とも言えない色気が若い編集ゲイを絡めとってゆく。無自覚に、時に意図的に。すごくゾクゾクします!女性経験も人生経験も積んできたからこそキャパも広いけど譲れないこだわりも持つ枯れ攻めに最後まで振り回される。市ヶ谷先生お願い!またこういうの描いて!

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2016年07月24日

Posted by ブクログ

フォロワさんにオススメいただいて購入。すごいよ、これ!続けて2回読みました。オヤジスキーにはたまらない色気!好きな絵じゃないはずなのに引き込まれてしまい、この絵だからこその味わい。まだドキドキする…帯広告がね、これまたすごいんですよ。

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2016年02月09日

Posted by ブクログ

先生の色気よかったぁぁ…
中盤のつらい気持ちになる描写がすごく胸に迫ってきて、描写力の高い作者さんなんだなあと思いました。こういうつらい描写はあっさりとしてる作品が多いんですが、ここすごかったです。
絵柄があまり雰囲気とマッチしていないように感じてしまってところどころ現実世界に戻ってしまいましたがそこは好みの問題

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2015年11月28日

Posted by ブクログ

中盤くらいまでの焦らされ遊ばれする若尾とそれを見てほくそえんでる先生のやりとりが一番読み処だと思います。
先生がたまに見せる色気あるシーンに読んでてこっちもぞくっとしました。
骨ばった手や肩甲骨の角ばりなど、普通の美少年同士のBLとはまた違う独特の表現がいわゆる「枯れ」の魅力を余すことなく描いているというか、おじ様キャラが好きでBLも好きなら絶対お勧めです。
最近は美少年系ばっかり読んでいたのでとても新鮮な雰囲気を味わうことが出来ました。

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2015年05月02日

Posted by ブクログ

最近ゲイ物に新鮮味を求め始めている流れで手に取り購入。といっても一通り読んだところゲイ設定がなくても成り立つと思うので、読む人はあまり選ばなさそう。

ベテラン作家先生を慕う若手編集者の話。

無表情な流し目、意地悪な笑み、驚いた時のぽかんとした口、ことが起きても次会うときには平然と対応され、そのどれもが容赦なく若手編集者を翻弄する。

ひとつひとつの仕草やセリフ、そこから表される感情の揺れ動きと、作中作の世界との絡め方、表現の幅も質もすごいなぁ...と思っていた矢先、裏表紙を見てデビュー作と知り、びっくり...

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2016年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通り、先生が煙に巻くような態度だったので主人公と同様にずっと疑問符を浮かべながら読みました。
主人公×先生だと思っていたので、先生×主人公でちょっと驚きました。

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2016年06月05日

Posted by ブクログ

私自身枯れ専であり、タバコって渋いよなぁとか思うのでそういう癖に刺さった。
背景が手癖で描いてるかんじで緻密さがあんまりなくてもうちょっと奥行があったら文豪のエロさみたいなものがあったかなぁと思う。
オッサンの絵あるあるだけど他のキャラとそうそう変わらないツルッとした顔にほうれい線を描いただけで「これは年寄りです!」としている作家が多い中で積極的に脛のシワや手の甲の血管の浮き具合を描こうとしている姿勢はいいと思う。だから捨てらんねぇのよこの本。

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2023年01月29日

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