あらすじ
「男は好きになれない。――でも、君のこと気に入ってるんだ」
ゲイの編集者の若尾は、ベテラン時代小説家・刃渡光顕の担当になった。若尾にとって刃渡先生は子供の頃から憧れの人。原稿を受け取るだけでも胸の高鳴りを止められないのに、煙草の煙に交じって独特の色気をくゆらせる先生に、翻弄されてしまう。そして、胸に秘めた淡い恋心は、早々に見破られてしまい――…
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アンソロで枯れ特集はたまにあるけど一冊丸々枯れ専とは!このノンケ枯れ小説家の醸し出す、露出もないのに何とも言えない色気が若い編集ゲイを絡めとってゆく。無自覚に、時に意図的に。すごくゾクゾクします!女性経験も人生経験も積んできたからこそキャパも広いけど譲れないこだわりも持つ枯れ攻めに最後まで振り回される。市ヶ谷先生お願い!またこういうの描いて!
Posted by ブクログ
フォロワさんにオススメいただいて購入。すごいよ、これ!続けて2回読みました。オヤジスキーにはたまらない色気!好きな絵じゃないはずなのに引き込まれてしまい、この絵だからこその味わい。まだドキドキする…帯広告がね、これまたすごいんですよ。
Posted by ブクログ
先生の色気よかったぁぁ…
中盤のつらい気持ちになる描写がすごく胸に迫ってきて、描写力の高い作者さんなんだなあと思いました。こういうつらい描写はあっさりとしてる作品が多いんですが、ここすごかったです。
絵柄があまり雰囲気とマッチしていないように感じてしまってところどころ現実世界に戻ってしまいましたがそこは好みの問題
Posted by ブクログ
中盤くらいまでの焦らされ遊ばれする若尾とそれを見てほくそえんでる先生のやりとりが一番読み処だと思います。
先生がたまに見せる色気あるシーンに読んでてこっちもぞくっとしました。
骨ばった手や肩甲骨の角ばりなど、普通の美少年同士のBLとはまた違う独特の表現がいわゆる「枯れ」の魅力を余すことなく描いているというか、おじ様キャラが好きでBLも好きなら絶対お勧めです。
最近は美少年系ばっかり読んでいたのでとても新鮮な雰囲気を味わうことが出来ました。
Posted by ブクログ
最近ゲイ物に新鮮味を求め始めている流れで手に取り購入。といっても一通り読んだところゲイ設定がなくても成り立つと思うので、読む人はあまり選ばなさそう。
ベテラン作家先生を慕う若手編集者の話。
無表情な流し目、意地悪な笑み、驚いた時のぽかんとした口、ことが起きても次会うときには平然と対応され、そのどれもが容赦なく若手編集者を翻弄する。
ひとつひとつの仕草やセリフ、そこから表される感情の揺れ動きと、作中作の世界との絡め方、表現の幅も質もすごいなぁ...と思っていた矢先、裏表紙を見てデビュー作と知り、びっくり...
Posted by ブクログ
タイトル通り、先生が煙に巻くような態度だったので主人公と同様にずっと疑問符を浮かべながら読みました。
主人公×先生だと思っていたので、先生×主人公でちょっと驚きました。