あらすじ
幼少期に絶対音感を身につけた著者。以来、身の回りには変わった事が起き続けている。街の音が「人の声」に聞こえ、「臭い」が音に置き換わり、夢の中で作曲ができる…。傍目にはヘンな出来事を、自らの目線で描く。
略歴:幼少期から音楽の英才教育を受け、絶対音感を身につける。作曲家を志し、国立音楽大学作曲学科に入学。学生時代には米国に渡り、著名ボイストレーナーのセス・リッグスに師事した。1992年、日本デビュー。「ロマンスの神様」が175万枚、ベストアルバム『The Best LOVE WINTERS』が240万枚など次々と大ヒットした。1999年、独自のメソッドを生かしたボイストレーニングとボーカルレッスンを行なう「広瀬香美音楽学校」を開校。作曲家、歌手の枠にとどまらず、後進の指導にも当たっている。
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Posted by ブクログ
あの人を惹きつけて離さない高音は努力の賜物なのだなあ…。広瀬香美さんの歌声の秘密を知れた本でした。もちろん、特殊能力とも呼べるような、自他共に認める「才能」があればこその音楽でもあります。
夢の中で作曲をして、そのメロディーは忘れず必要なときに脳内から取り出すことができる。
人のオーラを和音で感じ、体調の良し悪しや心の揺れ動き、さらには性格までわかってしまう。
匂いを音階に変換したり、食べたときに無音のケーキは味気なく、クッキーは咀嚼音と味覚の相乗効果でとても美味しく感じたり。
ちなみに歌練により4オクターブ出るそうです。
・作曲家になるための条件の1つ。
練習時間が「1万時間」を超えている。
・歌唱力アップ練習法。
ニクらしいほど上手だと思うアーティストの楽曲の中から素晴らしいと思う1曲を選び「そのアーティストの歌唱力を超えた!」と確信が持てるまで猛練習。
・音域アップ練習法の1つ。
「1音キー上げ練習」
さらっと「ま、私の場合、キーは「2つ」上げてますけどね。てへへへへ。」と『ゲレンデがとけるほど恋したい』の練習法を教えてくれました。
化け物ですねえ。言わずもがな良い意味で。
「根性見せろ!」と言われている気分になれます。
音楽にどっぷり浸かったらどんな景色が広がっているのか、ぜひ読んで体感してみて下さい。
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。
絶対音感をもつ人の不思議な体感の話、側から見ると変な人にも思われるのだろうな、と思うけど、それがまたカッコよくて、普通の人には絶対にできない話だし、人を調で感じたり…
わたしは何調か判断してもらいたいー!短調なんだろうな汗