あらすじ
団地で暮らす鍵屋の息子・はる太の特技はピッキング。不在の父親にかわり、鍵屋の仕事をしに行った団地の一室で魔女と出会う。団地に巣食う異形の怪異・断末間(だんまつま)の退治に無理矢理はる太を巻き込んでいく魔女(なぜかメイド服)。そのスカートの下に隠された秘密の鍵穴をはる太が開ける時、魔女の真の力は解放される。魔女専用の鍵屋(パートナー)として見初められた少年・はる太と傍若無人なムチムチおねーさんの魔女、ふたりが繰り広げる団地系オネショタエロコメディ。
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Posted by ブクログ
絵が上手い。団地へのこだわりというか執着を感じる。
この作者がどこかで描いていた団地の断面図的なイラストと、「ATMの中の男」という読み切りが好き。いつか何かの単行本に収録してほしい。
Posted by ブクログ
タイトルから漂うトワイライトゾーン感。
内容から漂うスタンリー・キューブリック感。
そして見渡す限り団地、徹底して団地のみを舞台にしたアルフレッド・ヒッチコック感
全1巻ながらもこってり濃厚な団地を描いたこの作品。
とてもデビュー作とは思えない静かな勢いを感じる。
ピッキングが趣味の少年と、団地に住む魔女のお姉さん。
目的は不明ながらも、様々な鍵を開けて団地という閉鎖空間を開拓していく様子よりも
おねショタって凄いな。と感心させられる。
人々が暮らし、生活感あふれる様子よりも
ひたすら無機質な団地の様子がおどろおどろしく描かれる描写が凄まじいけど
やっぱりおねショタって素敵だな。と考えさせられる。
最終的に魔女の目的が判明する訳だけれども
結局団地ってそういう所があるよね。と妙に納得してしまいました。